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Present Novel
可視光線








「涼ちゃん」





「…何?」





涼ちゃんが私の目を見る。






「涼ちゃんと100%相性が
良い人は、私しか、いないよ」





「‥‥」





「私、別に宮君のこと、
友達として好きだし」






「…だから?」






「私、涼ちゃん以外、
愛してないよ」






「よくできました」








そしてポンポンと私の頭を
叩く涼ちゃん。






私はこの人にはかなわない






「だから、
ナンパしないでね?」









「するわけないじゃん。

お前みたいな幼児体型には
俺1人いれば、十分でしょ」




「何それっ。
めちゃくちゃ失礼だし」






「何、気にしてた?」






「するから、普通」





「はは。

おまけにみーちゃんは近所の重さんの飼い猫だからな。

だから、宮には聞くなよ」





「猫かよ、



しかも宮って‥‥早速、
呼び付け?!じゃあ、答え
教えてよ」




「タダじゃ、無理」





「‥‥マッサージ、させて
いただきます」






「よかろう」





そういうと、涼ちゃんは
『24歳を気遣えよ』と言いながら笑う。





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あきゅろす。
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