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Present Novel
可視光線




そしてマッサージをしてあげてる私に、突然






「赤だよ」




「は?」




「答え」




「ふーん」




「あれ、
もう興味なかった?」





「別にー」




「何だそれ」





そして私の顔を見て
また笑う。













「なぁ、さちー」





「ん〜?」





「お前、知ってたろー」





「えー?」






私がマッサージしている手
を止めないで聞く。






「答え」






涼ちゃんはマッサージされ
ながら、近くにあった雑誌
に視線を落としたまま言う





‥‥涼ちゃんは、
優しさも顔も声も手も頭も
良い。





「‥‥バレてた?」





「わかりやすすぎ」






だって…貴方の妬く姿を
見たかったんだよ。結局は
私が妬けてしまったわけだけど。








「さちー」




低い響く声で、涼ちゃんは
私の名前を呼ぶ。





「んー?」




私も、その声に反応する。






「俺、愛されてんね」





「気付くの遅いよ。」







END.





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