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中編
その3
 リアスは、にれこやかにセインに押し入った。
 そして・・・セインの弱い部分を攻めた。
「勃起してきた・・・」
 生理的涙で滲む視界の中、信じられない事にセインは愕然とする。
「いや・・・だ・・・」
 セインは首を振った。
 性器に触れられずに勃起した事は、苦痛だった。リアスは遊び慣れていたし、ロックによって中出しされたセインの中は充分に解れ濡れていたので、巧みに前立腺を攻めればそうなるのは自然だった。が、知識のないセインには己の身体の変化が理解できない。ただ、羞恥と屈辱はロックの時以上に感じた。
「あれええ?可愛がってあげてるのに、不満?何で硬くなってるか、分かるぅ?ちんこ、美味しいんでしょ?ケツの穴掘られて嬉しいんでしょ?騎士様は」
 否定しようにも、確かにセインの性器は反応している。
「二本目なのにねえ。ちんこ好きなんだね」
 下品な物言いは、セインを辱める為のものであるのは分かった。
「さあ、ケツで逝きなよ、い・ん・ば・い」
 にやにやと笑いながら、リアスはセインを犯した。
 逝きたくなかった。
 けれど、快感を感じれば誤魔化しようのないのが男の身体である。圧迫感と穿たれる苦痛はあれども、浮き出た前立腺を執拗に攻められ、若い雄が我慢できようもなかった。
「う・・・あああああ!!!」
 視界が白く弾け、セインは白濁を飛ばした。初めての後ろを使い前に触れずの行為に、逝く勢いは弱く、セインは長い絶頂に痙攣しつつ翻弄された。
「すっごいヒクヒク・・・。あ〜〜あ、淫乱ちゃんの中に出ちゃったあ」
 逝っているセインの中を容赦なく抉りながら、リアスはたっぷりと欲を吐き出す。
「淫乱ちゃん、ちんこあと二本あるよ、良かったねえ」
 涙で滲む視界の奥、宰相が無表情に立ち上がり迫って来ていた。
「では、おいでなさい、騎士セイン」
 呼ばれて苦痛の中立ち上がろうすれば、腰に力が入らずその場にへたり込む。それと共に二人の王子が出した生温かな精子が足を伝って落ちた。
「歩けませんか?王のお召しですよ。姫君の騎士よ」
 宰相の言葉に気力を振り絞る。立てないので這いずって進む先は、王の元。寝台近くの長椅子に優雅に腰掛けているの王の元に着くのが、セインには永遠にも感じられた。
 王は足元に這いずって来たセインの事を見やると、タチの悪い笑みを浮かべながらローブ上の衣服に覆われた下肢を寛げた。そこにあったのは、充分な長さと硬度を持った一物で、セインの痴態に反応し先端から体液を零していた。
「さあ、騎士よ」
 王はセインの顎に手を掛ける。涙や涎、汗で汚れた男らしく整った顔が屈辱で蒼ざめているのは小気味よく、王の性感を煽る。
「さあ、乗れ」
 指示されたのは、完全に勃起した王の性器。
「乗って己れで動いてみよ」
 王は・・・ロイド王は、姫君の騎士にそう命令したのだった。

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あきゅろす。
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