[携帯モード] [URL送信]

愛の嵐
花礫様フリリク 会長は悶絶する2-1
 レンレン制作、触手は、とても良い仕事をした。
 凱は、今、触手に尿道を嬲られ痙攣していた。そんな処、嬲られた事はない。
「が・・・ぁぁ」
 唇の端から涎が垂れる。
「ふざけんな・・・、ド変態」
 まだ減らず口を叩く凱に、サイラは満足げに笑う。
「それでこそ、嬲りがいがある、やれ」
 触手が、激しく尿道を出入りする。
「くああああ!」
 脇からぺしゃぺしゃと零れるモノは、触手の蔓の分泌物と、凱の尿。
「止めろお!!」
 凱は、自分の亀頭から零れ出るものの正体を悟り、頭を横に振って拒絶する。情けなさに、閉じた目から涙が零れる。
 サイラは陥落しない凱の様子に、舌舐めずりをした。
 触手の蔓の細いモノはそのまま尿道を弄り、太いモノはゆるゆると凱に近付いた。
「さあ、本番だ」
 それは、サイラの性器よりは細いが、凱を追い詰めるのに十分な太さを持っていた。
「嗚呼ぁ!」
 太い蔓が、凱の後腔を犯す。衝撃に見開かれた瞳は、絶望に彩られる。でも、それでも・・・。
「死にやがれ!くそやろう!」
 悪態は止まない。サイラは、凱の様子に自分の性器が硬くなるのを自覚した。凱ほど、サイラを煽る者はいない。愛妾は大量にいるが、ここまで夢中になったのは、凱が初めてだ。
『貴方様のお好みにぴったりです。外見も、気性も』
 セリエの言葉は、正しい。
 中々陥落しない、男らしい美形。今となっては、カイザックでさえ色褪せて見える。逃しはしない。
「やれ・・・」
 ドグンと凱の中の蔓の質量が増す。膨張するそれは、凱の中を限界まで拡張する。
「止め・・・無理ぃ!もう、壊れ・・・ぁアア!!」
 凱は白目を剥いて失神した。
「凱・・・愛い奴・・・」
 蔓がしゅるしゅると、戻る。粘液に塗れた綺麗に筋肉の付いた体を、抱き上げる。広いベッドに横になり、髪に口付けながら、その目覚めを待つ。凱の覚醒は、すぐだった。
「貴様あ・・・」
 脱力した凱は、それでもサイラを睨み据える。
「凱・・・そなたの痴態で、治まらん。自分で乗れ」
「ふざけん・・・」
 勃起した性器を見せ付けられ怒鳴りつけようとした時、しゅるしゅると音がして、部屋の隅で動く触手の塊が目に入る。
「あ・・・・くそ・・・」
 もう、あんな目には・・・あいたくない。それに、後腔は、溶けきっている。
 何故・・・サイラのそれを見ると・・・身体が疼く?
 凱は首を振った。有り得ない・・・。
 サイラの身体に陥落しかけているなど・・・有りっこない。
 有りっこないのだ。


[*前へ][次へ#]

9/26ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!