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短編
4月拍手2
 副委員長が一郎を美味しくいただいた次の日、正座にて村長と師匠の古武道の神様に報告しました
「この、馬鹿明め!一郎はプリプリプリチーなメイドさんにお婿に貰ってもらう予定じゃったのに、なんで、おまえのような、むっさいのがええんじゃ。妖怪だからか?許さんぞー!」
「いや、許さんゆうても、俺は一生一郎を大事にするから、頼みます。一郎を俺に下さい」
「いやじゃ!老い先短いじじいが、おまえに引導渡してやるわい!」
「ちょっ!村長、何で手に草刈り鎌。あかんて、まじ危ないわ!」
「大人しくせい!明!!痛いのは一瞬じゃあ!」
「村長!!息荒くなっとるで!去年心筋梗塞で死にかけたんやから、興奮するんやない!村長死んだら、一郎が泣くやろが!!」
「逃げるんじゃない!う・・・。死んだばあさんが見える・・・」
「村長。不肖の弟子の最期を看取るのは、師匠たるワシの役目。下がっていて下され」
「師匠・・・、目がマジ・・。死ぬから!!師匠にやられたら、俺、マジに死んでしまうやんか!!やっと、一郎とラブラブになれたんに、死にとうないわ!」
「南無阿弥陀仏・・・」
「やめてやーー!手加減する気ないやろ!!死ぬーー!!」
 曾孫の棗さん登場
「じいちゃんも神様も、一郎差し置いて、明に何してるの?あっちで、一郎がじいちゃん達に赤飯炊いてるよ。男の子になったお祝いだって、自分が。ニコニコしているけど、一郎は童貞のままよね」
「そうや。棗ちゃん、助けてえな」
「んーー、身内から殺人者はまずいから、はい、マックス」
 何故か持っているスタンガンで、明の股間攻撃。
「丸まって芋虫みたいになっとるぞ、棗」
「正規品だから、死にゃしないでしょ。何にも知らない一郎に、おいたしたんだからほっておきましょう。腐り落ちても自業自得よ」
「怖いのー。女は容赦がないのー」
「明、ここで心の中から、反省するがいい。とりあえず、明日はワシの処に来い。性根を叩きなおしてやる」
「みなさーん、お夕飯でーす。あれ、明にいは?」
「今食欲ないそうよ。後で食べるから、一郎、先にしましょう。高校からは、ずっと明といられるんだし、今日は久しぶりにいっぱい話したい事あるのよ。明日には、寮に帰るんだもの私」
「明日には棗ちゃん、帰っちゃうんですか?東京の事、またいっぱい教えてください」
「棗ー、夏に、メイド喫茶に連れて行ってくれんかの?」
「冥土の土産に良いわよ」
「ほほー、やるのう。メイドに冥土。こりゃ村長一本取られたのじゃ!」
 
「棗ちゃん・・・。ひどいで・・・」

 


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あきゅろす。
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