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短編
4月拍手1
オレオレオレだよ・・・」
「なんじゃ、だれじゃ」
「じいちゃん・・・(泣き声)」
「じいちゃんじゃない。村長じゃ。プリチーな、76歳ふたご座じゃ。ちなみに、好みのタイプは、巨乳でツインテールのメイドさんじゃ」
「・・・・。実は、お孫さんが痴漢をされましてな」
(刑事役の者に交代)
「何じゃと、痴漢とな?相手は、男か、女か?」
「女性です。女子高生にです。で、相手方がじだ・・・」
「女子高生じゃと!いかん!そんなんでは、明に馬鹿にされるのじゃ!やるならメイドさんじゃ!」
「・・・。メイドは、電車にいないですよ。普通」
「なんじゃと、メイドさんが乗っていない電車など、明が許してもわしが許さん」
「いや…、明って」
「わしの大事な妖怪の一郎の彼氏じゃ。最強の妖怪に育てたんに、男とくっついてしもうた。棗が、さいきんのはやりじゃと言っておったが、どうなんじゃ?」
「・・・棗って」
「わしの曾孫じゃ。腐った友人から、聞いたそうじゃが、一郎の学校は、おーどーじゃそうじゃ。意味がわからん。棗は頭が良いが、説明ベタじゃ」
「・・・」
「だいたい、人間が腐ったら、ホラーじゃろう。有り得んことを言うのじゃ」
「あのー、示談」
「おー、示談か、当人と相談するがいいのじゃ」
(交代する)
「孫だが、なんだ・・・」
「・・・。(切れる電話)」
「おまえ、痴漢するならメイドさんじゃ」
「じじー!!たまに遊びに来た兄ちゃんに、何バカなこと言ってやがるー!!」
「馬鹿じゃとー!!このじじ不幸もんが!だいたい、ワシは、ただのじじいじゃなく、村長じゃー!!」



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あきゅろす。
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