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短編
ヤンデレ×俺様でリクエスト作品
 目が覚めると、帝に裸で抱き締められていました。

「恭司さん、相談があるの。帝の執着を薄れさせるには・・・」
 元勇者、現、帝母は、実は恭司も大事です。

「とうとう・・・喰われたんですねえ」
 副会長は、何故か日本茶を啜りながら、しみじみと言った。
「ぱっくり・・・卒業と同時に・・・」
 書記もこくこくと頷いて言う。
「まさか・・・ねえ」
 会計も、ぽりぽりと、顔を掻く。
 結局、卒業式の日まで恭司は帝から逃げ延びた。けれども・・・卒業の日・・・。

「分かった。今日はおまえの好きにしろ」
 恭司はそう言うと、帝を部屋に伴なった。
 ・・・玄関先で、押し倒されました。
「てめっ!シャワー浴びさせろ!ベッド行け!」
 叫ぶ恭司の事など無視して、その場で服を剥ぎ出す帝。
「シャワーなど、もったいない!恭司の匂い・・・。恭司の匂い・・・。駄目だ!我慢できない!すまない恭司、ファーストは、玄関だが、セカンド、サード、いや、悶絶失神までベッドでヤルので、許してくれ」
「ちょ!ふざけんな!ぐう!!!」
「安心しろ、恭司。ローションはどうにか使える。ああ、可愛い、可愛い、夢にまで見た恭司の中、恭司の狭くて淫らな密壺」
 臨戦態勢の帝は、歓喜に身を震わせながら、何故か常備のローションで恭司の中を拡張し・・・。
 ぱっくり喰われた・・・恭司である。

「ちょっと待て、何で、また突っ込もうとしてやがる!」
 朝の光の中、バージンブレイクの痛みで動くこともままならない恭司を襲うのは、うっとりした帝。
「何を言う、恭司。今日は好きにして良いと言ったろう?あの台詞は、12時1分1秒に言われたものだ」
「まさか・・・」
「今日は、まだこれからだ」
「ふざけんなぁ!!!!」
「あぁ、なんて可愛い。大丈夫だ!今日は、もう後ろが開きっぱなしになるぐらい、愛してあげるよ」
 愛を囁く帝が、恭司の言葉を聞く事は・・・なかった。

『一度抱けば、それで終わりよ。あの子、抗われると執着するの。恭司さんは、本当は帝の好みじゃないもの』
 そう言って、恭司を説得したのは、元勇者の帝の母である。
 だって、仕様がないではないか・・・。焦れた帝が強姦無理心中コースに移行しかけているのが、分かってしまったのだもの。
 実は、恭司も大事だし、できれば死人を出したくないし、殺人犯の息子など、願い下げ。強姦心中コースよりはマシな筈だし、何より、元勇者は一番自分が大事だから、恭司にちょっとだけ我慢してもらう事にした。
 元勇者は、恭司がそれなりに大事である。
 自分の事は、もっと大事だけれども・・・。

「恭司・・・なんて淫らで美しい・・・。もう・・・おまえなしの世界などいらない・・・」
 ヤンデレ、バージョンアップ!

 チャットリクエスト作品。麒麟まで出すと収拾がつかなくなるので、今回はここまでで、如何でしょう?

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