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短編
痴漢電車 後編 (18禁)
〜流〜
 もう、女の子も綺麗系の男の子も、嫌だと、痴漢は思った。それでも痴漢は止められず、今日のターゲットは、整っているけど男らしいタイプの少年にした。金髪で、ピアスの一見不良の少年だが、何、最初に触ってまずそうだったら、誰の手かばれる前に、離脱しよう。こういうタイプの方が、男なのに痴漢された事を恥ずかしがって、無抵抗かもしれない。
 痴漢は、まず尻を揉んだ。
「あ・・・あ・・・・や・・・」
 ・・・紅くなって、震えている。俄然やる気が出て来ました!
 前も握りこむ。勃っていないが、フルフル震えて内股になって来ている。しかも、目が潤んできて、吐息が色っぽい。
「ら・・・め・・・。やめて・・・」
 小さな呟きに、ああ良い獲物だと満足し、ちょっと胸のあたりも触ってみる。乳首が・・・尖っていました。服の上からそれを押し潰してみると、びくりと身体を硬直させる。痴漢はうっとりして、思いのほか可愛い獲物の、ベルトを緩め直に尻を触ろうとしながら、乳首を捻った。
 大胆すぎる行動は、ここ最近ない痴漢に遭ったカワイコちゃん的反応に、気を良くしていたからなのだが・・・。
「らめえええええーーー!!!」
 叫ぶとビクビクと身体を震わせ、少年は前のめりに倒れ込んだ。支えるのは・・・少年に夢中で後姿だったので分からなかったが、一郎の時に居た中年女性。
「あんた!この前の男の子に痴漢していたやつ!今度もまた懲りずにかい!」
 叫ぶ女性に、驚く周囲。見ればズボンがずり下がった少年が、ヒクヒクと泣いている。
「やだあ・・・。いたずらされちゃっらあ・・・。(光に)中出しされたの・・・れれきちゃったあ・・・」
 泣きながら少年、流は言う。見れば、ズボンの中のグレーのパンツの後ろに、浸み出した痕跡。独特の臭気・・・。
 ・・・・。
「あんた!痴漢じゃなくて!電車の中で強姦かい!」
 叫ぶ女性の声に、すすり泣く流の声。
「見ないで・・・はずかし・・・。俺・・・もう・・・(光に色々されて)お婿にいけらいよ・・・。(男、好きになって、中出しされまくりなんて)母さんごめんららい・・・」
「ふざけるんじゃないよ!男の子を電車で悪戯して強姦したんだね!」
 女性の声に、痴漢はフルフルと首を振るが、目の前には中出しされた流と、半勃起のブツを抱えた痴漢。
「やら・・・やらああああ!!」
 流は、その場で泣き出した。
「大丈夫だよ!可哀想に!皆さん、この強姦魔を逃がさないでくださいね!」
 女性が流を抱きかかえながら、痴漢を涙眼で睨んだ。電車内の人間に心が、一つになる。
『この、人間の屑が!逃がすもんか!死ね!』
 そして、その騒動を見ながら携帯を操る少年。名を、森野すずめ。
「よりによって、友禅君に手を出すとはね。うん、電車内で、強姦は無理だろうに。ここまでぎゅーぎゅーだと、立ちバック無理だし。友禅君、酔っぱらってるよね、あれ。酒乱だもんな。どうせ、どっかで林先輩に中出しされたの、出てきてるだけだろうし。回収求む、で、送信。よし、あとはしんね」
 エロテロリストモードに近付くほど、すずめは馬鹿ではない。降車駅を光にメールして、本人は他人の振りをする事にした。

 降車駅の、事務室。
 慌てた光も、到着済み。
「光が悪いんらよ!俺、やらって言ったおに、トイレで中出しして!俺・・・俺・・・。やらあ!」
「悪かった。可愛くて、我慢できなかった。泣きながら逃げて行くから、心配したぞ。それに、知らない人から物を貰ってはいけない。しかも・・・酒は」
「ひららい!ジュースらと思ったんらあ!泣きべおかいてたら、しららいおっちゃんが、泣くなってくれたんらもん!光の馬鹿あ!」
「うんうん、俺が悪いな。もう盛らないから」
「ちあう!俺だって、Hしたいのに!あんな中途半端、苦しいんだを!ちゃんをベットで、可笑しくなるぐらい、いっぱいしたいよお!」
「流・・・」
「乳首も触ってくれらいし、歩けなくなるぐらい、可愛がってほいかったのに、一回しかできないら!あんなとこで!きらいらあ!」
「わかった。このまま、そこのホテル行こうな。好きなように愛してやるから」
「ほんと?乳首可愛がってくれる?俺、正常位がいいらよ」
「ああ、気持ち良い事、いっぱいしような」
「光、ちゅき」

 そして、駅員は憐みの視線で、痴漢を見る。
「まあ、でも痴漢は痴漢だし、君、この前もだし、警察呼んだから」
「・・・もう、二度と痴漢なんかしない・・・」


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あきゅろす。
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