[携帯モード] [URL送信]

短編
6月分拍手1
 ある日風紀室
「なんや一郎どうしたんや」
「副委員長、俺のお手々、もう駄目です」
「言っとくけど、今回悪いのは、一郎君だよ。と、言うより、その態度自体、失礼」
「なんや、委員長、一郎がなんかしたか?」
「そこの、トイレで、会ったんだけど、俺の覗きこんできたんだ」
「だって、委員長のあれが大きくなるとどうなるか、怖いもの見たさで・・・。すみません」
「で、まあ、見るだけならともかく、見た瞬間、こう、眉顰めて、口開けて、もう、すっごいいやなモノ見た顔になったんだよ」
「一郎、そりゃ、おまえが悪いで」
「わかってますうー」
「で、人が用たし終わるまで、そのままで、しかも鳥肌立ててるんだよ。失礼すぎ」
「目が離せなくなったんです。怖くて凍りついてたんです。そしたら、にっこり笑った委員長が俺の手に、委員長のをぺトリって・・・」
「ありゃま」
「面白かったよー。左手で触らせたんだけど、びっくりしすぎで、しばらく握ったまんま。気が付いたら、左手ぶんぶん振りながら、泣いてぴょんぴょんしてるの。洗うっての、パニック起こして気が付かないで、そのまま逃げて」
「泣いてたら、環先輩が歩いて来て、別のトイレで手を洗ってくれました。俺の手、このままどうなるんでしょう?」
「どうもならへんやろ」
「だって、ミギャーとかシギャーとか言いそうでした。あれで、完全体じゃないんでしょう?」
「俺のペニス、変身したりしないよ」
「あれは、立派な変身です。怖かったです。てらてらしてて、エイリアンの映画みたいなのです」
「あー、この前一緒にDVD見て、こわがっとったもんな」
「うーん、シギャーなんて言われた事ないけどね。ずーっと愛用してるけど。それに、礼なんていっつも完勃ち見てるよ。それに、楽しんでるよ」
「一郎、気持ちはわかるけれど失礼やで」
「俺、不良さん尊敬します。今日から、礼様って呼びます。あんなので、楽しめるなんてすっごいスキルのネコさんです」
「・・・悪気なく、えらい事言われてるよね、俺」
「・・・一郎。不良が可愛そうや。礼様呼びはやめえ」
「だって、俺には絶対無理です」
「いや、入るよ。入れないけど。礼がいるし、一郎君みたいなキラキラ美人タイプじゃないから」
「入りません!!無理無理無理!」
「入るってば。今度バイブ入れながら、副委員長の入れてみな」
「何で、そんな変態プレイせなあかんねん」
「副委員長も変態だよね」
「変態なんは否定せんが、やらへん」
「たいへんです!!!俺の手!赤くなってきました」
「・・・一郎、にぎにぎしすぎや。赤くもなるで。もう一度洗ってやるから、トイレいこか?」
「毒液・・・」
「あのねえ、さすがに、出てないよ」
 この後、礼は礼様呼びに。
 


[*前へ]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!