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武装天使
コックリングとバイブ2
「ああ・・・・んひい」
 幹人のペニスを後ろに咥え込み、博也は激しく腰を使う。
 気持ち良い。
 もっと・・・。
 何度でも・・・。
 感じるのは、視線。倶楽部のオープンフロアーでの性交に、珍しい事ではないけれど視線は集まる。望めば、個室も使えるが博也はできれば人目のある場所で犯されたい。皆に自分が犯されるところを見て、欲情してほしい。そして、次にそのまま博也を指名して、めちゃくちゃに突いて欲しい。
 前がコックリングで縛められている為、博也は後ろで逝くしかない。逝ったまま突かれ続ければ、気が狂いそうになる。
 でも止められない。
「嗚呼嗚呼ぁ!!!!」
 絶叫する。
 ゴム越しに感じる射精。
 本当は、生で注ぎ込んでほしいけれど、この倶楽部ではセーフセックスが基本だ。個人契約を特定の者たちとすれば、定期的な双方に検査が義務付けられるが、生でもプレイが出来る。ただ、そうなると契約できるのは5人まで。毎日倶楽部に来られない事も考えれば、博也は毎日セックスが出来なくなる。
 だから物足りないけれど、コンドームを使う。毎日セックスして、突っ込んでほしいから。
「またね。ヒロ」
 軽く頬に口づけられ、博也は覚束ない足でその場を離れる。コックリングをしたペニスは、腹まで反り返りビクビクと震えて解放を願っている。
 でも、これが良い。
 解放できなくて痛いぐらいのそれを抱えたまま、入れられるのは本当に気持ちが良い。
 気持ちが良い。
「ヒロ」
 また別の人間に声を掛けられ、嬉々として向かう。相手も博也の痴態に興奮しきっていて、勃起したペニスと荒々しく博也に埋めて動き出す。ソファの上で激しく犯される。先刻のとは違う部分に当たるペニスの感触に、狂う。
 本当に・・・幸せ。
 だって、今日は新規の客も博也を見ている。きっとコンドームを買ってくれて、博也を満足させてくれる。
「ひ・・・いやだ・・・・!」
 唐突な刺激に見れば、相手が博也のペニスを嬲っている。コックリング装備で、中逝きしている時にそんな事をされたら、痛くて痛くて・・・気持ち良くなってしまう。
 気持ち良くなってしまった・・・。
「ああああああ!!!」
 博也は仰け反って涙を散らしながら、相手のペニスを締め付けて中逝きし続けた。

 ああ、また気を失ったんだ。
 目覚めて博也は周囲を見渡し、見知った顔に目を見開いた。
「大河・・・様・・・」
 鷹揚に頷くと、大河は博也に近づいた。

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