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大空とともに
19
「あ、あのさ」

私が鷲に話すかどうか迷っていると、ツナ君が聞いてきた。

「その「鷲」って誰?」

「あ、鷲は私たちの幼なじみで私の1つ上のお兄さんよ」

「ここに越して来る前はお隣りさんってやつだ」

「ふーん」

私たちは簡単に説明した。

しかしどちらにしろ、明日の買い物のためにはいてもらった方がいいのかもしれない。

「仕方ない。鷲に明日予定空いてるか聞いてみるよ」

「片付けは俺がしとくから今聞いてきたら?」

「えっ、でも」

「片付けくらいならオレ達も手伝います」

「10代目がやるならオレもやってやる」

「オレも♪」

『居候させてもらってるんだ。それくらいさせてくれ』

「わかった。片付けお願いね」

「「「うん/おう!」」」

私は片付けを桜翔達に任せて部屋に戻った。

鷲に連絡しようと私は机に置いてある携帯を手にとり、電話をかけた。

『もしもし?』

「久しぶり、鷲」

『鴇羽じゃねーか。ホントに久しぶりだな。桜翔も冬夜も元気か?』

「かなりね」

『ハハッ、だろうな。んで今日はどうしたんだ?』

「あのさ、明日って予定空いてる?」

『空いてるけど、何? デート?』

私は一瞬顔を赤くしてしまった。

「バカ、そうじゃなくて。明日皆で買い物に行こうってなってちょっと手伝ってほしくて」

『なんだ。明日はヒマだから付き合うよ』

「本当! ありがとう!」

『お、おう』

私はツナ君達のことを話すために午前中に来てほしいことを伝えた。

「それと話したいっていうか会ってほしい人がいるから午前中に来てもらえる? できれば車で」

『? わかった。10時ぐらいでいいか?』

「うん。お願い」

『オッケー。んじゃまた明日な』

「また明日」

そう言って私は電話を切った。

そうして私は片付けを手伝うため下に下りた。







唐揚げ争奪戦?

(きっとツナ君達見たら驚くだろーなー……)
(そういやディーノ兄貴、まだ一回もドジな場面ねーな)

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あきゅろす。
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