大空とともに
18.唐揚げ争奪戦?
今、私達は晩御飯を食べている。
だけどおかずとして出ている唐揚げが、取り合いになってます……ι。
とりあえず桜翔は自分で取ってるし、冬夜の分は最初に取り分けて渡した。私は余ったらって思ったけどあまりそうにもないみたい。
すると隣に座ってたジョットさんが私のお皿に4つ程のせてくれた。
「?」
『鴇羽が一つも取れていないのではと思ってな』
「あ、ありがとうございます////」
なにこのシチュエーション!?
すごく顔が赤くなってるのが自分で分かる。だって熱いもん……。
「てめっ! とりすぎだ、野球馬鹿! 10代目が食えねーだろーが!」
「オレはちゃんと食べれてるから落ち着いて、獄寺君!」
「ハハッ。いーじゃねーか。早いもん勝ちなのな」
「君たちうるさいよ」
「クフフ。やはりメインは戦争ですね」
「やっぱり鴇羽の飯はうまいな!」
「ありがとう」
「姉貴、茶取って」
「食べ終わったらまたゲームのつづきしよっ!」
『次は負けるわけにはいかないな』
各々が話しながら、騒がしくも楽しい食事の時間が過ぎて行った。
そんな中、桜翔が思い出したように話しかけてきた。
「そういや、姉貴。明日はどうやって行くんだ?」
「どうって車で……」
そこで気づいた。私の車は最高5人乗りの普通の車。ここには現在は10人。どう頑張っても二往復はしなくちゃならない。
私が考えていると桜翔がとある人物名をあげた。
「鷲兄は?」
「そりゃ鷲に頼めたらいいけど……」
「大丈夫だろ。鷲兄は案外口堅いし」
「鷲兄に会えるの!?」
私の会話を聞いて冬夜はものすごい笑顔に、ツナ君達は逆にキョトンとしていた。
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