大空とともに 7.就寝前 「これでよしっと!」 今、私はツナ君、武君、隼人君達の布団を桜翔と寝る本人達と部屋へと運んでいた。 よくもまあ、これだけ部屋と布団があったもんだ……。 「あ、あのさ……。ごめんね」 「? 何が?」 ツナ君が急に謝って来たから、私は疑問に思った。 「い、いやっ、ほらっ! わけもわかんないまま急にこっちに来たオレ達を、泊めてくれるわけだし」 「そんなこと気にしないで。部屋は余ってたんだし、大勢の方が楽しいしね」 「姉貴がこう言ってんだから気にすることねーよ。冬夜も嫌がるどころか、かなり喜んでたしな」 「んじゃ、言葉に甘えてよろしくな♪」 「よろしく」 「そういえば、なんて呼んだらいいんだ?」 「「あ……」」 武君の素朴な疑問に私達は、あっと思ってしまった。 「俺はお前らと同じ中2だから呼び捨てで構わねーよ」 「んじゃ、桜翔だな」 「オレは君づけで呼ばせてもらうよ」 「自由に呼ばせてもらうぜ」 「私も別に呼び捨てでも構わないよ……」 「鴇羽だな。よろしく♪」 「言われなくともそのつもりだ」 「これから帰れるまで、よろしく。鴇羽さん」 「よろしくね」 こうしてツナ君達との生活が始まった。 就寝前 ((なんか私/俺達順応早い気が……ι)) [*前へ] [戻る] |