凛は滑らかな肌に唇を落とし、真雪の膝裏に手を滑らせる。 半分硬直したようになる真雪は、反射的に握られた手を引き寄せた。 「大丈夫だ、何も怖がるな」 凛は起き上がると真雪の顔を覗き込み、頬を包んで深い口付けを施す。 互いの粘液が混じり、僅かに漏れる真雪の喘ぎと淫猥な音が重なり合う。 拭い去れない恐怖や羞恥を打ち消すような甘いキスは、真雪の心を溶かしてゆく。 慣れない濃厚な口付けに真雪の舌がそろそろと動き、凛を求めている身体に従順になっていこうとしていた。 「ん……、ふ……ン、……ぁ」 「真雪にしては上出来だ。少しずつ慣れていけば良い、俺が教えてやる」 離された唇は潤いを見せ、真雪の肌はじっとりと汗を纏い始めた。 空調の効いていない凛の部屋は互いの熱がこもっているのか、湿気を伴うような熱気が真雪を包む。 弛緩した身体は熱を放ち、貪欲なまでに凛を欲しがり始めた。 芯が疼き身悶える真雪は、本音を口にする。 「凛さんが……欲しいです。凛さんの瞳で……もっと見て欲しいです。もっと……教えてもらいたいです」 「俺を挑発するのか?」 凛は真雪の髪を耳にかけ、サラサラな髪に指を埋める。 「今なら……言える気がして。……恥かしいけど」 戸惑いを見せながら、真雪は凛の頬に触れる。 髪から手を離し、凛は頬に当てられた真雪の手に自分の手を重ねた。 「俺にだけしか見せないんだ、だからもっと乱れてみろ。言いたい事、……もっと言ってみろ」 凛はそう言うと、真雪に噛み付くような荒々しいキスをした。 真雪が見せた勇気に、凛の優しくしてやるといった気持ちがどこか遠くに吹き飛んでしまっていた。 「真雪の全て、俺が全部受け止めてやる」 凛は鎖骨に舌を這わせ、手を下腹部へと伸ばす。 閉じられた花弁を指先で遊ぶように掻き分け、既に濡れている秘穴に指をゆっくりと挿入した。 「んぁっ!あっ、……は、ン」 「濡れてる……、キスで感じたのか?」 「凛さ……やぁ、……あっ!」 「もっと感じさせてやる。俺だけしか見れないように」 一本だけでもきつい所へ凛はもう一本指を増やし、真雪の奥深くへ差し込んだ。 真雪は悩ましげに身体をくねらせ、凛の指から逃れようとする。 じわじわと迫る快感に追いつかれぬよう身を捩じらせ、身体をひくつかせた。 「真雪、逃げるんじゃない。快楽のままに身を任せろ」 |