道化の国
言葉に出来ない愛3
「ああっ・・・、ア・・、ふ・・・ああ・・ッ!んは・・・センリ・・、や・・・そんなに・・ああッ!」
「そんなに・・なんですか?・・・此処は紅く腫れあがっていますよ・・。」
ほくそ笑むセンリは美咲の花芽を強く吸い上げ、指の動きを早めた。
ジュプジュプと蜜を掻き出すような激しい抽送は、美咲を瞬く間に絶頂へと導く。
身体を強張らせ一際高い喘ぎを上げた美咲は、その身をグッタリとベッドに埋めた。
「もっとですよ美咲、もっと感じて私を貴女で満たしてください。」
「セン・・リ・・・、・・あ・・・まだ・・ぁああっ!」
息も整わない美咲に、センリは愛液溢れる蜜壷から離れようとはせず、蜜を吸い上げる。
止め処なく流れ落ちる蜜を舌に絡め、センリは美咲の身悶える痴態を愛しそうに眺める。
「美咲が私の手で啼いている様は、とても綺麗です・・・、誰にも見せたくはありません・・。」
センリは美咲が感じる最奥の箇所を指先で突くと、蠢いていた肉壁が締め付けを強くする。
「此処が好きでしたね・・美咲・・・。さぁ、もっとイッて良いのですよ?・・美咲の思うがままに、快楽に上りつめてください。」
「あっ、あっ、や・・・また・・・ん・・あッ!ダメ・・また・・イッちゃ、・・う・・ん・・あああっ!・・ア・・ぁ・・は・・あぁ・・・。」
薄く笑みを見せるセンリは美咲の中から指を抜く事無く、また動き出す。
「や・・・待って・・・、んああっ!セン・・・センリが・・欲しいの・・・やぁん・・・あ・・アゥッ!」
美咲は下半身に埋まるセンリの頭に手を置き、指の動きを制する。
「もっと言ってください・・、私の何が欲しいのか・・、はっきり聞かせてください。」
蜜に塗れる指を抜き取り、センリは美咲の顔を上から覗く。
妖しい笑みを湛えたセンリに、美咲は恥かしそうに顔を背けた。
「私を見てください。私を見て、何が欲しいか言ってください。」
「・・・センリの・・・ぅ・・・、センリの意地悪・・。」
「どうして?私は意地悪な事、言いましたか?」
ほくそ笑むセンリは紅潮する美咲の頬を撫で、首を斜めに傾けた。
熱気で薄く汗を纏い、妖しく細められた瞳に黒い髪がかかり、口元が薄く笑みを湛えている。
そんなセンリにジッと見つめられ、美咲はその瞳に釘付けになってしまった。
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