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道化の国
甘美な時3



蜜壷から聞こえる水音が次第に大きくなる。
センリは美咲の反応を楽しむように、緩急をつけながら指を動かす。

そして一点に触れた時。


「ひゃ……あぁん!ゃぁんっ」

「此処……良いですか?」


センリの瞳が細められ、指が一点を激しく攻める。
それと同時に熱い舌で、紅くなった花芽を舐め取る。

ざらつく舌の動きに翻弄される美咲は、一気に高みに昇りつめる。


「美味しいですよ、美咲の蜜はとても甘い」

「やぁっひっ!……アァ……あん、……だめ……もう」

「身体の感じるままに」


センリは美咲の花芽を吸いあげ、絶頂を誘う。


「あぁっ!……やあぁぁァ!」


美咲の身体が大きく跳ね上がり、快楽の喘ぎを零した。

その姿を満足そうに見つめるセンリは、口に付いた蜜を指で拭ぐう。


「これからですよ……美咲」


衣服を脱ぎ引き締まった肌を晒すセンリは、呼吸すらままならない美咲の身体に覆いかぶさる。


「美咲……ずっと一緒ですよ、愛しています」


熱を帯びた、紅く色づく身体。
潤んだ瞳の愛しい人に唇を落とし、深く何度もその愛を確かめるように。

センリを受け入れる美咲は、至高の悦びを初めて知る。






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