美咲は身体の疼きを足を捩らせ必死に堪えようとしている。
「もう我慢出来ませんか?」
「セン……リ……わ、たし……私」
涙を流しながら小刻みに震える唇から言葉がうまく発せない美咲は、センリのはだけた胸元に掌をソッとあてがう。
「ほら、言葉にしないと……私に伝わりませんよ。今度はキチンと言ってくださいね」
焦らすようにセンリは何もせず、ただ涙を流す美咲を上から見下ろす。
しかし時折、頬を流れ落ちる熱い雫を指で掬い、美咲の口元に運ぶ。
「美咲……。言わないといつまでも、このままですよ」
「……触っ……て」
漸く紡がれた言葉に、センリは表情を変えずにもったいつけたように口を開く。
「それだけでは、わかりません」
微笑むセンリは至って冷静だ。優しい口調ではあるが、言わせたい言葉ではないと、強い拒絶が込められている。
「指……入れて……」
低く響く声を伴わせ、センリの指が美咲の頬を撫でる。
「此処に入れて欲しいのですか?」
頬に触れていた指をスゥッと唇に寄せる。
小さく啼く美咲が口を薄く開けると、スルリと滑り込ませ指と舌を絡めさせる。
美咲は涙を零し、首を横に振る。
「ち……が……、ん……、私の……此処」
センリの指を口から引き抜き、美咲は自分の蜜溢れる秘所へ導き入れた。
「こんな時ばかり、狡い手で逃げるんですから」
「ああッ!ん、はぁッ!」
導かれるまま、センリは指を濡れた蜜壷に奥深く沈めた。
ヌチャヌチャと淫猥な音を響かせ、何度も繰り返される律動。
一気に二本の指を突き立てられた美咲は、それを受け止めるので精一杯で。
センリ動きに翻弄され、高みに昇りつめる。
「イ……いっ……ちゃ、う……」