「んんッ!ふ、んん、ぁうン」
快感に小刻みに震える美咲に、センリは尚も指先を滑らせて柔らか膨らみの突起に触れる。
優しく撫でる様に転がし、徐々に主張し始めた、紅くそそり立つそれをキュッと摘み上げた。
「ひぃッ!んっ、ひゃ……やん……んんッ!」
「美咲……、もっとキスに集中してください。……それとも、もっとしてもらいたいですか?」
力の強弱をつけ、突起を指先で弄ぶ。
何も言えず、センリの指の動きに喘ぐしか出来ない美咲は、蕩け始めた瞳でセンリを見つめる。
「美咲卑怯ですよ、視線でおねだりなんて……。貴女のその唇から零したかったんですけど、仕方ありませんね」
ゆっくりと胸から滑り降りる指先は濡れそぼった下腹部へ、クチュッと音をたてて沈める。
「あッ!ぁあんっ!」
「美咲の溢れる蜜、すごく綺麗ですね。こんなに濡れています」
センリは見せつける様に、美咲の目の前で蜜に濡れた指を見せた。
ヌラヌラと糸を引く自分の愛液に、羞恥で一杯の美咲は顔を逸らしてしまう。
しかしセンリはそれを許さず、指で顎を掬い上げて正面に向かせた。
美咲の視界には、怪しく微笑み濡れた指を愛しげに舐めるセンリが映る。
「顔を逸らしてはいけませんよ。よく見てくださいね」
「恥ずかし……、も……イヤ」
「嫌ではないはずですよ。美咲は羞恥でも感じるのですから」
センリの言葉に、美咲は痺れるような感覚に囚われる。
サラリと落ちる前髪から垣間見える、妖しくも美しい瞳、企む様に薄く歪む口元。
美咲はセンリから目が離せない。
「あ……セン……リ」
「美咲は私だけを見ていれば良いのです。ずっと――永遠に」