神の森
変化なし
「・・・人も天使もかわらぬか・・・」
親神は、人を創むより先に天使を創んだ。
魂の性質が少し違うモノ。
それでも、
「変わらぬな・・・。人も天使も何も変わらぬ。
永遠もその程度か・・・」
天使は永遠に等しい程の時を生きる。
それは人よりもずっとずっと長い。
しかし、
「・・・やはり、我が創んだモノだからか?
全て似通っているのだな。
神も、天使も、悪魔も、人も・・・」
呟く。
「それでも、愛おしい我が子ら・・・」
変化のない時を。
子らを見守るだけの時を。
親神は、過ごす。
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