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銀の竜と王様




「わかりました」


 井上君は少しも表情を変えずにそう言った。
 せっかく綺麗な顔なのに、笑わないのかな?
 もったいない。


「すまないが、次の仕事が入っているので私はこれで失礼させて貰うよ。
 たっくん!何かあったら、叔父さんに言うんだよ?」


 あー・・・


「わかった?」

「はいはい。仕事あるんだろ?さっさと行きなよ」

「絶対だからね」


 そう言って、叔父さんは去っていった。
 うぅ・・どうして、最後まで格好良く出来ないんだろ・・・?

 二人、理事長室に残されたオレ達。


「とりあえず、寮の部屋へ行こうか」


 井上君がそう言って、オレ達は理事長室を後にした。


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あきゅろす。
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