銀の竜と王様 始まりの鐘なんて聴きたくなかったよ・・・ はい。オレは今、車の中に居ます。 何処に連れて行かれるのでしょう? あ、でも、誘拐じゃないから安心して下さい。 「すごい山の中あるんですね・・・」 「はい。学園はもっと奥にありますから・・・まだ掛かりますよ。朝も早かったですし、お休みになられては?」 「・・・はい。有難うございます」 運転手の飯田さんの言葉に礼を言って、オレは眠ることにした。 うん。実は、さっきからすっごく眠たくてね じゃ、おやすみ。 ZzzZzzZzzZzzZzzZzzZzzZzzZzz 「・・・・さん。竜臣さん。もうすぐ着きますよ」 ほわ?あ、 「おはようございます」 「はい。おはようございます。後五分ほどで着きますよ」 ふむ。どうやら、一時間ぐらい寝ていたようだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |