腐男子ですけど？
腐男子会
来ました、腐男子会の会場に。
と言っても、一人部屋を確保してる子の部屋だけどね。
本当は羽純も連れてこようとしたんだけど、逃げられちゃった。
残念。今度こそ・・・。
「こんばんはー」
「あ、さっくん来たね！」
「みっくん！おひさ！」
この部屋の主、みっくんこと、稲村未来。
学園の皆には『フラフ』って言った方がわかるかも。
なんせ、人気バンドのギターだからね。
「あれ？今日は参加者少ないの？」
「うーん、そうかもー。この時期忙しい子多いし」
ありゃ残念。
皆で語り明かせると思ったのにー・・・ま、三人でも充分に語り合えるよね！
「じゃ、はじめよっか」
「「イェーイ」」
「今日の議題はやっぱ、外部生だよね！」
「そうそう！成績優秀！」
「容姿端麗！」
「これぞ、まさしく王道！」
「あ、でも変装じゃないのは残念だよね」
「未来も悟も落ち着きなよ」
なぁんて、落ち着いちゃってるこの子も勿論、腐男子。
ただ、普段からクールで、隠れ腐男子だから、こんな話題の時でもいつでもクール！！
あ、でも盛り上がってない訳じゃないんだ。
「成績優秀なのは事実だけど、容姿端麗は噂だよ。まだまだ変装転校生の可能性も捨てきれない」
「「あ！！」」
目からウロコ！
そだよね！
まだ、王道変装転校生の可能性もある！
あ、外部生だっけ？どっちでもいっか。
そんなこんなで、他にも色んな萌話をかれこれ三時間ほど語り合った。
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