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雑多な読み物
ずーる・ソックス
いつも不思議に思う事が有る。


夕べから降り出した雨がまだやまないから、お気に入りの長靴を履いてお出かけの支度をした。
このお気に入りの黄色い長靴が、少し小さくなってきてるのが淋しい。

レインコートを着て、外に出る。

図書館と家の往復、所々に出来た水溜まりに、長靴を飛び込ませながら、水玉を弾かせながら楽しんだ。

家に帰り、レインコートを脱ぐと、ハラハラと雨水がレインコートから逃げ出し玄関に花模様を咲かせた。

お気に入りの長靴から足を抜くと、右足に履いていた靴下は長靴の中に、左足のは、踝までずり落ちちゃってた。

靴下は、この前、新品を下ろしたばっかりなのに。

そう言えば、ズボンを履いてた時なんて、長靴の中に入れていた裾は外に出ちゃってたし、靴下もずり落ちてた。

私が思うに、長靴の中に「妖精さん」とか「小人ちゃん」が中に住んで居るに違い無いのだ!

長靴を履かれたら、中に「人達」は狭苦しくて堪らない。
だから、必死に抗議しているのに違いない。

だから、少し小さくなって来たこの長靴を買い換えなきゃいけないのが寂しい。


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