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さっきの話しとか、リモコンとか、今の話しとかさっぱり解らない。

お姉ちゃんの表情も冴え無い。

『この子の前で?』
何だか困った様子。

『あぁ、ちゃんと説明したよな、?』

『で、でも〜っ!』

『デモも、ストも無いだろ!』

お姉ちゃんがモジモジしてる。

『おい、ピンクのスイッチを少しだけ入れな!』
おじちゃんが言い終わる前に、
『薫ちゃん、ダメよ。』
っとお姉ちゃんの声が重なった。

『おい、早くしろよ!』

おじちゃんの命令に従って、スイッチを少し前へ押した。(本当は、好奇心からだけどね!)

「蚊」の羽音の様な音が微かに聞こえてきた。

お姉ちゃんの眉間に皺がより、羽音より更に微かな声が漏れ、前よりモジモジしてる。

『なぁ、真穂の表情を良く観てやってくれよ。』
なんか、痛そうだけど、違う気もする。

『痛いの?』

お姉ちゃんは下を向いて黙ったままだった。

『おい、真穂、薫の質問に答えろよ!』

『痛く無いです。』
とても小さな声だった。
『ほ〜っ、薫の質問には答えられて、俺の命令は従わないのかぁ?』

『だってェ!』

『おい、スイッチ強くしてやれよ!』
っとボクに命令。

『駄目よ、薫ちゃん、止めてぇ!』

「痛く無いなら」っと思い、ぐいっとスライド式のスイッチを押し上げた。

『ヴ、あんっ!』
変なん声を出したお姉ちゃんは座り込みそうなのをこらえてる。

お姉ちゃんの声に驚いて、スイッチを切っちゃった。

『オイオイ、お前意外にマニアだな!?』

何の事だか良く解らない事ばっかりだ!

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