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『当たり前じゃん!』
『おっ、それじゃぁ、「愛」が何かは知ってるのか?』
『解らないよぉ!』
『だろっ、俺だって解らないからな』
なんだよそれ!
口を尖らせ、
『話しが解らないよ〜っ!』
『だからなっ、「愛」の表現が人それぞれ違うし、受け止め方も違うから解り難いんだ。』
『ん〜っ、難しいよぉ!』
『要は、相手を想う事が大事なんだよ』
だからって、オチンチンを舐めたりするのか?
『ん〜っ?』
『お前も、本とかで一人エッチばっかりして無いで、ちゃんと人間を相手にしろよ、つ〜う事だよ。』
『でも〜っ、好きな人とかまだ居ないもん!』
『まあ、お子ちゃまの内は欲望と心のバランスがハチャメチャだから、暫くは、ホルモンの導くままだよなっ!』
一人でエッチしてろって事?
ボクが頭の中の「?」と、画面と闘っいると、ドアが開いた。
入ってきたのは、髪の毛の長い、ロングコートを着たお姉さんだった。
『遅くなって、ごめんなさい、ご主・・・』
ボクに気付いて、言葉を飲んだ。
『お〜っ、遅いぜっ、ちゃんと、買い物してきたのか?』
おじちゃんの声が、ボクと話す時より低くなってる。
ボクの存在に戸惑いながら、コンビニの袋をおじちゃんに差し出しながら、
『こ、こちらで御座います。』
お姉さんは、入ってきた時より弱い声で答えた。
袋を受け取ったおじちゃんが無造作に袋の中味をテーブルに並べた。
お菓子、ジュース、ビールに混じり、小さな紙袋が出てきた。
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