6 おじちゃんの命令通り、訪れると、先におじちゃんが来ていた。 『まあ、座れよ』 っとソファーを顎で指す。 『来てもらったけど、お前にして貰う事は無いんだよな〜』 『そうだ、こんなの観た事有るかぁ?』 鍵付きのキャビネットを開けると、テレビとDVDが入ってた。 スイッチを入れ、メディアを差し入れ、リモコン片手にボクの隣りに座った。 予想通りに、エッチなDVDだった。 珍しく、テーブルの上にコーヒーカップが2つ出しっ放しだったので、気を利かせて、流しに運び洗った。 勿論、目はテレビに釘付けだけどね。 『おっ、気が利くな〜が、サンキュー!』 続けて、 『テレビに気を取られて、カップ落とすなよ。』 画面の中では、女の人が、オチンチンを舐めたり、くわえたりしてる。 『ねぇ、おじちゃん、あのさぁ、アレって汚いと思わない、それに女の人は気持ち良いの?』 『オイっ、俺は「おじちゃん」じゃね〜っ、それから、俺は、女じゃ無いから解らない、だけど、アレは気持ちの問題だな』 なんとかカップを落とさず、洗い終わった。 『ふ〜うん、良く判らないや〜っ』 目は画面に釘付けのままソファーに座る。 『だろうな、エッチな本とか、DVDじゃあ、セックスの意味は解らないからな。』 『気持ち良いか悪いかじゃ無いの?』 おじちゃんもソファーに座った。 『先ず、俺がエッチな本とかを集めてるのは、コレクション、お前等がカードとか集めてるのと同じだな』 『ふ〜うん』 『本とか、DVDには「愛」は無いだろ?』 なんだか難しい話しになってる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |