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指で摘まんみる。
まだ、ガチじゃ無いけど、結構な硬さ!
「パッ」っと指を離すと「ブッリン」っとした感じでお腹の上に弾け戻る。
アハハ、面白れ〜っ!
何度か繰り返すと、硬さが増してくる。
悲しい性とは言っても、笑えるよ、「将軍様」!
私の中で、「何処までしたら、彼も起きるの?」っと学術的疑問が目覚めた。
「ムカムカ」して「ムラムラ」した訳では、断じて有り得ないのだ!
実験開始!
「将軍様」に顔を近付けて、息を吹きかけてみる。
案の定、変化なし!
ちょっと暖めてみる。
私の手に「ハー」っと息を吹きかけ、手のひらを擦り合わせてから、「将軍様」を包み込んでみた。
「私の小さな両手のひらでは覆いきれないので、充分には暖める事が出来ない。」っとレポートする事に・・・
反応無し!
寧ろ、「将軍様」の方が熱いじゃん!
次!
さすってみる事に。
訂正、撫で撫でしてみる。
実験の連続で、元気を失いかけてた「将軍様」が再び息を吹き返した。
予想はしていたけれど、あまりにも現金な奴!
しかし、本体の反応は依然として無い!
次!
しごいてみる事に。
右手の親指と人差し指で輪を作り、先ずは根元をしごいてみた。
キャハハ、本当、馬鹿だね〜っ!
益々元気になってるよ!
しごく位置を上の方にする。
「将軍様」の首根っこ!
この部分が何時も、私のお姫様を苛めてくれるのね!
しかし、どうも引っ掛かって上手く実験出来ない!
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