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『そんなら、ここも痛いだろう?』
っと言いながら、腰と背骨の付け根を押すと、またもや悲鳴をあげた。
『当分、アテが無いから関係無いですよ。』
呻く様に答えるキャサリン。
『バーカ、ホルモンバランスが崩れるだろ!』
っと、またもや出鱈目。
腰から、尾底骨周辺と、大腿骨の付け根を揉んでいると、
『あ〜っ、気のせいか、体の芯から温かくなったきたみたい。』
『だろ、リンパとか、血の巡りが良くなって来てるんだよ!』
首から足の裏まで、くまなく、マッサージを施した。
背骨を揉んでいると、
『う〜っ、「桃源郷」って、この事かもしれない。』
『大袈裟だね、ちょっと、ブラが邪魔だから外すね。』
返事を待たずに、ブチッと外したけど、気にもしなかった。
随分とリラックスしてくれた様だ。
『スカートのホックも外すからね。』
『え〜っ!』
っと、言葉だけの抵抗。
更にマッサージを続けると、
『体がフワフワしてきたわ。』
うっとりとした表情、だったけれど、顔は紅潮していた。
『だろ!』
『マッサージのプロみたいですね。』
『アハハッ、上手い事言うね、確かにある意味、プロだからね。』
『やぁ〜だ〜、そんな意味じゃ無いですよぉ!』
『どうっ、プロの方のマッサージなら受けみる?』
『残念、私が男だったらお願いするけど、私、ストレートだし、カトリーナも、レズじゃ無いでしょ?』
『違うね、だからこそ丁度良いだよ!』
そう言うと、キャサリンのぷっくりした唇にキスをした。
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