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『ャッ、これ以上は止めよ!』

不自由な手で必死にブラジャーを押さえる。
僕はさも胸には興味無さそうに香苗を振り向かせ、唇を重ねた。
さすがに、胸元が気になるのか、舌を差し入れても、香苗の舌は応じて来ない。

唇を離し、少し間を置き香苗の耳元で、
『香苗の肌とっても綺麗だね』
っと囁くと香苗が更に弱々しく、
『バカ、もう知らないっ!』

膝を抱え様に下を向きかける香苗の肩を支えると、左肩のブラジャーの紐も外れてしまった。

抗議する様に僕を見る香苗。
その視界に右手の人差し指を示した。

香苗の目が指を意識したのを確かめ、
『ほら、見てご覧!』
指で窓の外を指すと、香苗の瞳が後を追った。

『違うよ、指の先だよ!』

指で天井を指しながら香苗の目の前に。
香苗が指を見詰めてる。
その指を香苗の鎖骨に当てて、鎖骨に添って指を滑らせる。

香苗の瞳は僕の指の動きを追う。

真ん中の鎖骨の窪みでちょっと動きを止め、反対側の鎖骨を優しく撫でる。

香苗の瞳は素直に指を追い続けてる。

肩まで撫でると、鎖骨の下側に添って、香苗の中心へ戻す。
また、少し間を開けてから、指を香苗の胸の谷間に滑り降ろした。

香苗の腕組みをしている処まで指を滑らせると、今度は、鎖骨に向かって指を動かした。

鎖骨まで登った指をもう一度、指を胸の谷間に添って撫で降ろし、香苗の腕を掴む。

腕を掴まれた香苗が体を硬くする。

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あきゅろす。
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