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『ンフ、ンンフぅん、薫ちゃん、いゃん、イイのを〜っ!』

『何が、良いの?』

全身を強張らせながら

『引っ掛かって、擦れちゃってるよぉ〜』

こんな時は意地悪くするんだっけ!

『だから〜っ、ちゃんと説明してくれ無いと解らないでしょ?』

『も、も〜っ、バイブの首の所が、クリを引掻くのを〜ぉ、だ、だから深いのが来ちゃうかも〜!』

『何が来るのさ?』

『イイのっ、凄く良いの、真穂、欲しくなっちゃうの!』

お姉ちゃんの「盛り上がり」に反比例して、ボクは醒めてくる。
だって、これでは、ボクはオモチャの一部じゃないか!

『か、か、薫ちゃ〜ん、イイっ、来ちゃう、来ちゃう、イッちゃうかも〜っ!』

え〜っと、こんな時は、焦らすんだっけ?

オモチャを、お姉ちゃんから離してあげた。

『バカ、バカ、馬〜鹿っ、なんで止めちゃうのよ〜っ』

『だって、焦らし方が、気持ち良いのが、深いんでしょ?』

『も〜っ、初心者が中途半端な事しちゃ駄目よ、罰として、それ入れなさいよ!』

『ヤダよっ、そんな事無理だもん!』

『駄目よっ、私の言う通りにすれば大丈夫だから。』

『え〜っ、怪我しても責任持て無いよ?』

『大丈夫、乱暴にしなければ怪我なんてしないからね!』

ビクビクしながら、お姉ちゃんの説明を聞いた。

だけど、こんな格好で説明するお姉ちゃんも、お姉ちゃんだけど・・・

それを、お姉ちゃんの脚の間で聞いてるボクも、どうかしてる。

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