13 『ンフ、ンンフぅん、薫ちゃん、いゃん、イイのを〜っ!』 『何が、良いの?』 全身を強張らせながら 『引っ掛かって、擦れちゃってるよぉ〜』 こんな時は意地悪くするんだっけ! 『だから〜っ、ちゃんと説明してくれ無いと解らないでしょ?』 『も、も〜っ、バイブの首の所が、クリを引掻くのを〜ぉ、だ、だから深いのが来ちゃうかも〜!』 『何が来るのさ?』 『イイのっ、凄く良いの、真穂、欲しくなっちゃうの!』 お姉ちゃんの「盛り上がり」に反比例して、ボクは醒めてくる。 だって、これでは、ボクはオモチャの一部じゃないか! 『か、か、薫ちゃ〜ん、イイっ、来ちゃう、来ちゃう、イッちゃうかも〜っ!』 え〜っと、こんな時は、焦らすんだっけ? オモチャを、お姉ちゃんから離してあげた。 『バカ、バカ、馬〜鹿っ、なんで止めちゃうのよ〜っ』 『だって、焦らし方が、気持ち良いのが、深いんでしょ?』 『も〜っ、初心者が中途半端な事しちゃ駄目よ、罰として、それ入れなさいよ!』 『ヤダよっ、そんな事無理だもん!』 『駄目よっ、私の言う通りにすれば大丈夫だから。』 『え〜っ、怪我しても責任持て無いよ?』 『大丈夫、乱暴にしなければ怪我なんてしないからね!』 ビクビクしながら、お姉ちゃんの説明を聞いた。 だけど、こんな格好で説明するお姉ちゃんも、お姉ちゃんだけど・・・ それを、お姉ちゃんの脚の間で聞いてるボクも、どうかしてる。 [*前へ][次へ#] [戻る] |