リボーン 短編集
ボンゴレファミリーの朝
ボンゴレ十代目の朝は右腕である忠犬の吠えで始まる。
「十代目っ!朝っす!起きてくださーい!!」
『もうちょっと…』
ボスは朝に弱い。再び寝入ってしまったツナの傍らで獄寺は困っていた。
(十代目が起きないと…仕事が片付かねぇ…!)
「十代『うるさい』…」
ハイパーの時の低い声で言葉を遮られた獄寺。しかしこれで引き下がってはいられない。
「十代目っ!朝飯が出来たみたいッス!起きてください!」
食べ物で釣る作戦に出た。いつもならこれで飛び起きる。
『…何?』
(よし!かかった!!)「おはようございます十代目!」
『……』
「ん?」
返事がない。
「十代目?あの…ぬぉっ!?」
ツナが不意に獄寺の腕を引っ張り自分のベッドに連れ込んだ。
「十代目??!なななな何を…!」
突然の出来事に驚愕する獄寺。
『うーん…』
(まだ寝てんのか!?)
完全に抱き枕状態の獄寺は敬愛するボスの寝顔を吐息のかかる距離から見てしまい意識を失った。
---
『う…ん、よく寝た!』
獄寺が気絶して10分。ツナ起床。
『ん?なんかあったかい…んな゙!?獄寺君!!?なんでここに!?しかも…(俺のパジャマに血付いてるんですけどー!!?)』
ツナの声に遠くからドタドタと足音が聞こえてくる。
ばんっ
「ツナ!大丈夫か!?」
「ちょっと…一体なんの騒ぎ?」
現れたのは山本と雲雀。
『朝起きたら獄寺君が気絶してたんだ!』
「朝から何群れてるの?君」
『群れてません!(泣)』
「ツナ、笹川が朝食作ってたぜ!獄寺は俺らに任せて食いに行けよ」
『?なん「いいから行きなよ。咬み殺されたいの?」…行ってきます』
ツナが渋々部屋を退散してから15分後。
ツナの部屋からは獄寺の怒声と悲鳴が響いたという。
(明日から十代目をお起こしする時は気をつけねーと…)
(綱吉と添い寝なんて許せない)
(獄寺羨ましいのな!)
(獄寺君ごめん…)
初の小説にドキドキです…(/-\*)
これからもっと楽しい作品を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
レビューで感想を聞かせて頂けたら嬉しいです(*^^*)
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