キリ番
ある攘夷志士(と書いて変態と読む)の日常。
「高杉さん高杉さん」
「あァ?」
「何それ」
「きまってんだろ?ひぐらしの沙都子たんラヴラヴ☆アルバムだよ(*´∀`)ハァハァ沙都子たんギガント萌えぇぇ」
「………」
「どうした?沙都子たん飼いたい☆」
「……ふ、ふーん……。とりあえずあたしに近付かないでね」
私今日、いや前から薄々は感じてた。で、気付いたんだけどさ……
我等が高杉さんって危ないタイプのヲタクだよね!!
別に私ヲタクはいいの。正直私もヲタクだしさ。
でも。でも!!無理なヲタクっているじゃん?こう……本気で漫画のキャラを飼いたいとか×××したいとか○○○したいとか考えてる人、いるじゃん?犯罪起こす様な危ない人。
高杉さんってそのタイプの人だってこと気付いちゃったんですよ、私。
でもね。まぁ高杉さんってもともと危ない人だしさ。
キモくてキモくてしょうがなくてもまだ許容範囲じゃない?
でもさぁ。コレは……ないよね……
「うぎゃぁぁぁあああ!!!!ちょ、誰かぁぁああ!?」
「待て苺!!!コレを着ろ!!!!」
「誰が着るか!!そんな露出過多な服!!!」
「ミニスカメイド服ぐらいいいだろ!!」
「よくないよくない!!」
何これイジメ?新手のイジメに私はあってるのかな?
いやいやいや、だって何か露出しまくるであろうヒラッヒラしたメイド服を手に持って高杉さんが追い掛けてくるんだよ?
どんな悪夢だよ!!!
興奮するなら一人でしろ!!私を巻き込むな!!!
「ハァハァミニスカメイド服ハァハァ」
怖ぇぇえええ!!!後ろの方で何か危ない事言ってる人がいる!!!!
と、とりあえず今は逃げなければ!!!
だっ
「あ、おいまて苺!!」
ずだだだだだだ
「苺、何をそんなに急いでるッスか?」
「ちょっと変態から逃げてる所だよまた子」
また子が話しかけてきた。
とりあえずは高杉さ…いや変態をまいたけど何とか逃げなければいけない。
さて、どうするか。
ふとまた子が目に入った。
………使えるな
「また子また子」
「ん?何ッスか?」
「高杉さんの今日のパンツの柄知ってる?」
「し、知ってるワケないッスよ!!!苺は知ってるんスか?」
「え、知んないの?…うわー、かわいそー。また子だけじゃね?それ絶対また子だけじゃね?」
「な、何スかそれ!?私だけ知らないのはおかしいッス!お、教えるッスよ!!」
……食い付いたか
また子に見えない様ににやりと口角を吊り上げる。
「教えるって言ってもなー。そういえば高杉さんパンツの柄を無理矢理みられたらどきときして恋に落ちてしまうZE☆って言ってたよ(本当)」
いやいやいや真面目に言ってたよあの変態。無駄にかっこつけながら言ってたよ!
「晋助様そうだったんッスか……今すぐ見よう。晋助様のパンツ見よう。…ハァハァ」
「…………へ、へー…ふーん……」
ちょ、正直……まぁ…うん、
ハァハァ言ってるまた子を放置し私は変態から更に逃げるため走り出した。
因みにうしろーの方で高杉さんの悲鳴がきこえたのは気のせいだ
ずだだだだだだ
あ!あれはロリコン?
「おや苺さんじゃないですか。船の中をそんなに走ってはいけませんよ」
「武市はこの船の中に存在してはいけませんよ」
「なんですかそれはァァァ!!!」
「事実を述べただけだよ。そんなことより隠れれるいい場所知んない?」
「(そんなことより!?)さぁ……知りませんね」
ったく……使えねぇな
あ!あれってゴミ箱じゃないか?
………使える
ガタガタガタ!
「え!?何してるんですか!?」
「何って隠れてんの。そんな事もわかんねーのかばーか」
「(ゴミ箱の中に潜ってる人にいわれたくない)いやいやいやバレるでしょ絶対!頭凄く見えてますよどんな馬鹿でもわかります」
「いいの高杉さん絶対分かんないよ」
「あなた高杉さんを何だと思ってるんですか」
「えただの変態」
「……そ、そうですか」
でもさ、悲しいよね。高杉さんが新しく世界作ってもさ変態の王国になっちゃうよね
「あ、高杉さんが来たらプリティーな苺さんはあっちにいったって言ってね」
「は、はぁ…」
ずだだだだだだ
「あ、おい武市苺此方に来なかったか」
「(言ったら殺す言ったら殺す言ったら殺す)」
「(ヒッ)し、知りませんよ」
なんであっち行きましたって言わないんだよコンチクショー!
「そうか」
キョロキョロ
「……いねェな。他探すか」
「(いるじゃん!凄くいるじゃん!頭モロ見えじゃん!!)」
やっぱわかんないじゃん。馬鹿だよコイツばーか!!!へっへーい!!!
あ?何か鼻ムズムズする……
「ぶぇっくしょーいっぶぇっ(ちょ!!やっべー!テラヤバス!!)」
「(苺さーーん!?)」
「ん……?」
ちょ!!ヤバいヤバいヤバい!!!バレる!てかバレた!!私の馬鹿!!馬鹿は私だよ!!
10秒前の自分殴りてェェ!!!
「なんだ今の?……ゴミ箱からか…?」
「(あばばばばば!!!近付いてきた!!何とかせねば!!)…にゃ、にゃー……」
「(それはない!いくらなんでもそれはないわ!!)」
自分でも恥ずかしいです……猫はないわ…どんなに焦っててもにゃーはないわ……
これ信じたらもう馬鹿とかのて話じゃねえよ。いくらなんでもいないよね
「んだ…猫かよ」
いたーー!!!
いたよ!!そんな奴いたよ!!
「た、高杉さん……(正直引くわ…)」
「あ、武市苺の場所教えたらひぐらしの沙都子たんラヴラヴ☆アルバム貸してやらァ」「そのゴミ箱の中ですよさぁ早くマイエンジェル沙都子たんラヴラヴ☆アルバムを…!!」
即裏切った―――!!!
お前もかよ!!お前も高杉さんと同じ種類かよ!
こ、此処はしょうがない!逃げるぜ!
ばこーん!(ゴミ箱から飛び出た)
「高杉さん!武市が[沙都子たんは俺の嫁www高杉さんとかテラウザスwwwあの勘違いやろう^ω^]って言ってたよ!!」
「ンだと、武市!!!」
「ひ、ひィィイ!!そんなこと言ってません!!」
私はとっとと逃げ出した。
だから何時までたっても馬鹿なんだよばーか!!
「おい苺!待て!!」
「待てと言われて待つ馬鹿はいない!!」
「え、うっそ俺いつも待ってる」
「しょうがないよ高杉さん馬鹿だから」
私と高杉さんは逃げていた。
私だけじゃ無いのがポイントだ。
「待って下さい晋助様ァァア!パンツ!!パンツをォォ!!」
「待って下さい高杉さん!!マイスウィートエンジェル沙都子たん☆ラヴラヴアルバムの中身を渡して下さいィイ!!!」
「お前等着いてくんな!俺は今ミニスカメイド服のためにだな!」
「ずるいですよ高杉さん!マイス(ry の中身を抜いて渡すなんてェェ!!」
「パンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツパンツ」
「何なのこの危なすぎる集団!!」
私の後ろをハーメルンの笛吹きごとく着いてくる変態の集団。
何なんだ、この集団。鬼兵隊幹部が集まって何やってるんだこれ。世を変える鬼兵隊がこんな変態の集団じゃ駄目だよ。色んな意味で駄目だよ。
もう知らないよ。誰か、誰か助けてぇぇえ!!!
「……何してるんでござる?」
走り続ける私(と変態共)の目の前にグラサンもとい万斉がいた。
「ちょ、万斉じゃん助けて!」
「?誰からでござるか?」
「私の後ろの変態共からに決まってんだろこのグラサン野郎!!」
「ちょ、グラサン野郎って何グラサン野郎って」
「決まってんだろお前だよ!それはいいから助けんか!!」
私とした事が…焦って万斉につい暴言を……ごめんよ万斉。
「(……)わかったでござるよ」
「待て万斉!!お前には……く、…苺の写真3枚やろう!!だからこっちにつけ!」「オッケィ我が命を賭けても!!」
「万斉お前もか!!何このカエサルさんの気持ち!」
何となく感じてたけどね!何となく仲間っぽいって思ってたけどね!!
ていうか私の写真3枚って何だよ高杉さん何ちょっと出し渋ってる感じなのていうかグラサンもそれで了承すんなよもうツッコミ所満載すぎて言う気失せるよ
まぁそんなこんなで結局4人の変態に追われる事になってしまった。(追う者追われる者両者全員鬼兵隊幹部)
何なんだ。本当何なんだ。鬼兵隊幹部ほとんど変態だよどうすんのこの状況。
ほら見てみなよあの変態の顔。頬を上気させて鼻血!鼻血垂れてる!!…アレが「壊すだけさ。この世の全てをな(テラうろ覚え)」とか言ってたとは到底思えないよ。
あの人が壊してんのは理性と常識だけだよ。
だ、誰か助けてください……!!!
「……あの人達も本当よくやるさね」
一人柱にもたれはぁ、と溜息が口から漏れ出る。
見えていない筈の両目が捉えるのは船の中を叫びながら走り回る鬼兵隊幹部の姿。真選組が見たら可哀想なこって。こんな奴らを必死に追い掛けてるなんてねぇ、と考え今度はくすりと笑いを漏らす。
男──岡田似蔵は懐から『お鼻スッキリ』とプリントされた容器を取りだし鼻に添えた。
そうしてからまた消えていったのであった……──
言い忘れていたが岡田も立派な変態、やはり鬼兵隊幹部は変態ばっかりなのだった。
ある攘夷志士(と書いて変態と読む)の日常。
(本気で誰か助けろォォオ!!!)
(メイドがいやならナースもポリスもあるぜ?)
(何れも嫌に決まってんだろこの馬鹿やろう!)
彩様、3000hitありがとうございます!
あわわわ、遅くなってしまいました><
彩様に対して、大変申し訳ないです……
高杉さんでギャグか裏とあったのでギャグにさせて頂きました!いかんせん裏は下手と思われるので……←
高杉さんギャグじゃないっすよね、コレ……鬼兵隊になってますね……うわぁぁぁああ!!!
大っ変申し訳ないですゥ!!
てか高杉さん達ですらない。只の変態共と化してます……orz
いらなかったらどうぞ弾き返して下さい!書き直します!!
こんなへっぽこサイトですが良かったらコレからもよろしくお願い致します。
ではさらばぁっ!
彩様のみお持ち帰りオッケーです
鈴
081127
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