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キリ番
言葉 のん様リク  担当めると
言葉。


なんでそんなものが存在するのだろう。
人はないほうがいいものをつくってしまった。
言葉がなければ大分ちがうのに。
言葉がなければあんなにも細かいことで笑ったり小さなことで喜ぶことはないけれどあんなにも辛い思いをしなくてすんだのに。。。傷つくこともなければ涙がでることもない。
私がそう呟くといつの間にかとなりにいた彼が徐に口を開いた。



「それは違いますぜぃ」
なに?
あなたに私のナニがわかるっていうの?
こんなにも辛い思いしていることも、過去になにがあったかも。何も知らないでしょう?
「それはアンタの勝手な思い込みでさぁ」
うるさい。。。
「アンタは辛い思いしかしていないからかもしれない。でも言葉がないと何にも伝えられない。伝えたくても伝わらない。それがどんなにもどかしいか。アンタはまだしらないんでさぁ」



いいかげんにしてっ!!!
私の気持なんてなにもわからないでしょう!?
親にも誰にも愛されたことのない私の気持なんてわかりっこないわ!!
昔から傷つけて。傷つけられてをする親もみてきたし。親が仲良くしているところなんて見たこともないわ?毎日が地獄で。あんな世界にはもう二度と戻りたくはない。あんな親いなくてもいい。
そんな気持がわかる?
普通の子供は親にたっぷりの愛をもらいながら育っていくのよ。でも私は違った。。。愛?愛なんてしらない。愛なんて教わらなかった。愛なんて言葉きいたことはない。一度だけあったかもしれない。
親のケンカの中で。
母親が父親にむかって吐いた言葉。
「ナニが愛よ!!ふざけないで!!!愛?気色悪い。あなたから愛なんて言葉をきいたらゲロがでそうだわ!!!」
愛って。
もっと暖かいことばなのに。。。
親が発した愛は違った。
温かみなんてまったくない。
むしろ冷たくて寂しくきこえた。


そんな毎日を幼少時代すごしてきただなんて。
わかるの?


「そんなのわからないでさぁ。でも。。。アンタきっと寂しいんでさぁ。愛がほしいんじゃないんですかぃ?」


ッ!!!!


うるさい。
そんあんことあるわけないでしょう?


「アンタはまず自分に素直になりなせぇ」



素直・・・?


「今日からは俺が愛をおまえにあげまさぁ」





この日からわたしにとって言葉の存在がかわった。





              [言葉]



あきゅろす。
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