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まどろみ
ブルーシャワー



「クルル少佐」

「なんだ」

「私、ペコポンに潜入することになりました。」

「……………そうか、」

「ありがとうございました」

「礼をいう事なんてないだろ?」

「いえ、沢山のことを教えて貰ったので。」


そういった君の顔は輝かしい笑顔で。
しかし失礼しましたと部屋からでる時には何時もの無表情になっていた。

嗚呼、いってしまったか。


その後ろ姿に昔の想いでを、薄く思い出した。














ペコポン配属になった時、そのことを思った。

やっとあえる、と。


しかしペコポンの中では彼女に会えるかもわからない。

あの日から自分は彼女を忘れた事はなかった。
彼女の方はどうだか知らないが。

そんな所に日向 夏美が友達というのを家につれてきた。

幸いな事に隊長はガンプラ、オッサンは銃の手入れやらで今此処にいるのはその友達やらを使って一騒ぎおこそうとしている俺だけのようだった。


様々な罠を仕掛け、準備万端というところか。



しかしディスプレイに映ったものをみて、俺は柄にも無く驚いた。

俺が仕掛けた罠を悉く見つけ、解除していく。勿論罠にかかる事は無かった、一度も。


ペコポン人には充分過ぎる程のレベルの罠だったのだが(確かに今まで実際に目にしてきたペコポン人には無理だろう)、それをいとも簡単に破るとは。


面白い実験材料を見つけたと何時もの笑い声をラボに響かせても、自分でも気付かない程の小さな違和感を消せはしなかった。














───────

シリーズものになるかなぁ

つづきますよ!







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あきゅろす。
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