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短編
星になれなかった妹




「おにいちゃん、せんそうにいっちゃうの?」


そうだ。……ごめんな、
勝手な兄貴でごめんな


「ううん、ぜんぜんいいよ。でも生きてかえってきてね」


…当たり前だ。必ずいきて帰ってくるから。


「銀ちゃんとヅラとみんなといっしょにかえってきてね。」


わかってる。俺達がそんなに弱く見えるか?


「ううん。でも、いちおうだよ。やくそくね。」


わかったわかった。約束だ。



「おにいちゃん、ひとってしんだらほしになるってほんとう?」


…ああ、本当だ。
だからもし俺が死んでも悲しんだらいけねェぞ


「うん!わかった!あ、わたしがしんでもほしになるから、さびしがらないでね」


誰が淋しがるか。
そういうことは銀時にでも言え 


「いいのーっ。あのね、おにいちゃんがなまえをよんだらきらきらひかっておへんじするね。」


はいはい、わかった。
銀時にも言っといた方がいいんじゃねェか?


「うん!じゃあ銀ちゃんに言ってくるね!」


おう。じゃあまたあとでな、苺









戦争から帰ってきたとき、君はいなかった。












星になれなかった妹

(返事を、してくれ)












090308


みじかっ


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