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NARUTO(短編)
テスト(カカシ)

『いやだーテスト』

「嫌と言ってはいけない。なぜなら
どのみち受けなければならないからだ」

『シノは頭がいいからそんな事いえるんだよ。
私なんて運動も勉強もできないし』

「・・・テストは受けるべきだ。頑張れ」
シノはどこかへ行ってしまった。

『・・・てかいきなりだけどカカシ先生好きだわ〜』
↑独り言。(それより本題に戻して)

『どうしようかな。、テスト。あ!うッしッしッ
(テスト中に抜け出せばいいんだな♪)』

「お〜い名前。
今テスト中に抜け出そうって考えてたでしょ」


ギクッ


『そ、そんな事考えてないですよ。せんせい☆』
と、嘘をつく名前。

「嘘つかないの。分かるから
名前の考えてること。」


ギクギクッ


『まぁまぁ、カカシ先生。
私がそんな事するはずないでしょ』

「そうだといいんだがな。それじゃ次の時間
テストだからちゃんと席に座っておけよ。
オレはちょっと用事を思い出した」

カカシは後ろを向いて歩いていった。

『(危ないーばれる所だった。
まぁカカシ先生にばれても逃げるけどね)』



〜10分後〜



「みんな席についたか。それじゃあテスト開始!」

テストが始まって5分経った。
名前は逃げようと考えていた。
カカシ先生が黒板の方を向いた瞬間。

『(よし、今だ!)』
名前は逃げ出した。

『脱出成功!』
喜ぶ名前。

と、その時。

「誰が成功だって?」
カカシ先生の声だ。
名前はおそるおそる振り向く。

『カ、カ、カカシ先生・・・?』
名前は気付くとカカシに腕を掴まれていた。
ひっぱられる名前。

『あー!助けてー!やだーお説教は勘弁!』

名前が引きずりこまれたのは、
教室のとなりの部屋で、もうずっと
使われていない場所だった。

「はぁ〜、勘弁してくれよ」

『ごめんなさい・・・』
正座をして聞く名前。

「あのね、テストは大事なのよ」

『わかってます・・・。でも私テスト嫌いだし、やっても
意味はないような気がするんです』

「テストはね。今、自分がどのレベルにいるか分かることができる。
それにだ、もしお前が受けなかったら一生Dランクの任務ばかりだぞ」

『いいですよ。別に』

「よくないでしょ。この木の葉を継いでいくのは
お前たちなんだ。だから頑張れ」

『え?』

「頑張れよ」

『じゃあ、もし私がいい点とれたら、ぎゅ〜ってしてくれる?』

「いいとも」

『ほんと?』

「ああ」

『やったぁ!頑張るね、先生!』
名前はカカシに抱きついた。

『大好きー!』

「って、もう抱きついてるけどね」

『・・・あ』

「次のテストはいい点とらなきゃいけなくなったな。
もうオレぎゅーってしたから」

『え〜!!そんなぁ〜』

「じゃぁね〜」



(こんなだからもっと先生のこと好きになっちゃうんだよね)




end.
UP日2010年11月21日(日)



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あきゅろす。
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