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NARUTO(短編)
顔を見たら上手く言えないだろうから(ペイン)+



「・・・な、なぁ」



『なに?リーダー』



「いや・・・なんでもない」



『?、そっか』





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





沈黙がしばらく続くと、


「ちょっとトイレに行って来る・・・」



それに耐えられなくなったペインがとっさの嘘をつきその場から離れた



『あ、うん。いってらっしゃい(リーダーって、トイレ行くんだ・・・)』





―ペイン視点―





「ハァ…」



「どうしたの?、ため息なんてついて」



「!!な、なんだ小南か…」



「まぁ貴方のことだから名前のことなんでしょう?」



「…お前にはかなわないな」



「早く告白してしまえばいいじゃない」



「こ、ここここ告白?」



「そうよ、じゃないと他の連中にとられちゃうわよ。あんなに可愛いんだもの」



「だ、だが…」



「(イラッ)ぐちぐち言ってないで早く行きなさい!!!」



「わ、わかったッ…!」

ペインは急いでリビングへと向かった



「全く世話がやけるわね…」

小南は苦笑いを浮かべてペインの背中を見送った






走ってきたペインだったがすでにそこには名前の姿はなかった



「(部屋に戻ったのか?)行ってみるか…」

ペインは名前の部屋へ急いだ




部屋までたどり着いたペインはドアを軽く叩いた



「名前、いるか?」



『あ、リーダー?ごめんね、急に用を思い出して部屋に戻ってたの。』



『今ドア開けるね「いや…このままでいいか?」え?』

ペインはドアに背中を預けた



「顔を見たら上手く言えないだろうから…」



『…?』



「好きなんだ、名前ことが」



『へ…?』



「さっき小南に言われたんだ…早く告白しないと他の連中にとられるぞって」



『…』



「これからは…その俺のそばに居てくれないだろうか…」



『リ、リーダー!』

名前が勢いよくドアノブを引いた



「うぉっ?!」

ドアに寄り掛かっていたペインは対応しきれず、倒れた



『あ、リーダーごめん!!!』



「…ははは、問題ない」



『さっきのほんと…?』



「ああ」

すると名前は倒れているペインの懐に抱きついた



「ちょ、あの…名前?」



『私もずっと好きだったんだよ』



「え、」

吃驚して顔を起こすが名前は顔を伏せていて表情が読めない



『だって一緒に居ても黙ってるし、嫌われてるのかと思ってた』

名前の体が小刻みに震えていた
泣いているのは伝わってきた



「すまない…駄目なリーダーだな、俺は」



『ううん、あn「うわ!お前ら何してんだァ?!」



「(チッ…空気の読めない奴が来た…)」

名前の体を起こし自分も立ち上がった



「うわ、俺ヤバいとこ見ちゃったんじゃね?!」

一人で盛り上がっている飛段



「ああ、そうだな。その通りだ覚悟は出来てるな?飛段」

いつも無表情のペインの顔に不気味な笑みがまじる



「うわーやっべぇー!逃げろォーーー!」

本気でやられると思ったのか飛段は素直に、逃げた



「フッ、この俺から逃げられるとでも思っているのか?」




『無理だろうねっ』

すっかり泣き止んだ名前がニコニコしながら言う



「…名前もな。覚悟しておけ」

名前の頬にキスをするとペインは飛段を追いかけた





(自信がついたリーダーは強い)





end.
2011年11月19日(土)



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あきゅろす。
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