NARUTO(短編)
コスモスの咲く場所で(鬼鮫)
今日、鬼鮫さんとどこへ行くか決めていた。
『(名前的に鬼鮫さんとならどこでも関係ないけどね!!)鬼鮫さんはどこか行きたい場所ありますか〜?』
「そうですねぇ。コスモスを見に行きたいんですが、いいですか?」
『はい!喜んで!鬼鮫さんと一緒なら!』
「ありがとうございます。では行きましょうか」
二人は歩きはじめた。
鬼鮫は名前に合わせてゆっくりと歩いた。
10分ほどで目的地に着いた。
が・・・
『か、枯れてる!!!』
「残念ですねぇ」
『せっかく鬼鮫さんが見に行きたいって言ってくれたのに・・・』
「また来ればいいんですよ。その時には綺麗に咲いているかもしれません」
『そうですね!』
それから一週間が経った。
ダダダダダダダダダダ――――・・・・!!!
『鬼鮫さん!またコスモス見に行きませんか?!』
「コスモスを?」
『はいッ!行きましょう!』
「?、分かりました」
そして、二人は再びコスモスの咲く場所へと向った。
「・・・これは」
『見てください!鬼鮫さん!咲いてますよ!』
「綺麗ですねぇ」
鬼鮫はふと不思議に思った。
「(しかしなぜでしょう・・・?一週間前は枯れていたのに・・・)」
鬼鮫は名前を見た。
そして、あることに気付いた。
名前の靴やコートに泥がついて汚れていた。
「(なるほど。そういう事でしたか・・・)」
貴方ですか、言ってしまいそうになったがその気持ちを抑えた。
こんなに名前が頑張ってやってくれたのだから。
自分のために大変な水やりをやってくれたことが嬉しかったのだ。
「名前さん、私こんなに綺麗に咲いているの初めて見ましたよ。誰がやってくれたんでしょうねぇ」
『さ、さぁ?誰でしょうね〜ッ!』
鬼鮫は名前の頬にキスをした。
『き、鬼鮫さん!』
突然鬼鮫からキスをされて、顔を真っ赤にさせる名前。
「また、一緒に見に来てくれますか?」
『はい!!』
end.
UP日2010年11月20日(土)
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