NARUTO(短編)
このままで(イタチ)+
ある晴れた日の出来事。
『イッタッチ!』
「何だそのバカにしたような呼び方は・・・」
『だってイタチってさ“イタ”って呼んだらイタい人みたいだし・・・イタたんって呼んでもちょっと気持ち悪いし・・・』
「あだ名を考えていたのか?」
イタチは少しあきれた顔で名前を見た。
『うん!サソリはサソリンでしょ、デイダラはデイちゃん!鬼鮫さんは鮫?ペインはペンギン!あt「分かったもういい」』
『でね、イタチはどうしようかなーってなんて呼んでほしい?』
「・・・普通にイタチと呼んでくれないか・・・」
『えーつまんなーい』
「俺はお前に名を呼んで貰えるだけでいい、それだけで十分だ」
『・・・、イタチイタチイタチイタチイタチイタチ!!』
「うるさい、静かにしてろ・・・でないとその口塞ぐぞ」ニヤ
『お!よくあるセリフだ!あれでしょ?口で塞ぐっていう!!!』
「・・・ム・・・」
名前の面白くない反応にイタチもお手上げ。
『イタチ〜』
「・・・」
『ねえ、聞いてる?』
「・・・・・・」
『つまんない、デイダラのとこ行ってくる』
ガシッ
「待て、」
『何、もしかしていいあだ名考えた?』
「いや・・・そうではない」
『じゃあ何?』
「それは・・・その・・・・・・」
『?』
「俺のそばに居て欲しい・・・デイダラの、他の奴の所に行かないでくれ」
『・・・プ・・・』
「・・・笑うな・・・」
『ごめん、分かった。そばに居るよ』
「・・・ありがとう・・・愛してる、名前」
『私もだよ、イッタッチ♪』
「いい雰囲気になっていたのにふざけるな・・・」
『私たちはそれでいいんだよ』
「・・・それもそうだな」
『それじゃあイッタッチ!団子たべよー♪』
「ああ」
end.
UP日2011年2月20日(日)
前 次
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!