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NARUTO(短編)
愛のムチ2(サイ/続)+

サイとずっと一緒に居ると約束してから一週間が過ぎようとしていた。


『ずっとそばに居るとは言ったけど・・・、これはその』

座っている名前をサイが後ろから抱きしめてる、という状態だ。


「何か問題があるのかな?」


『いや・・・ないけど・・・ん、あるかも・・・?・・・いやいや・・・』


「名前。ちょっと質問してもいいかな?」


『ん、何ナニ?』

サイの腕に包まれている体を少し動かしてサイのほうを向く。


「恋人同士ってどんな事をするものなのかな?」

すごく真剣な顔でサイは名前に問う。

なんて質問を、とでも言いたそうにサイを見て固まる名前。


「今までそんな事考えたこともなかった。けど今は知りたい、名前にできる限りの事をしてあげたいんだ」

サイは明るい声でそう言い、名前に優しい笑顔を向けた。


『う〜ん、私サイが一緒に居てくれるだけで幸せだけど』


「キス、しようか」


『うん、そうだね・・・え、キ、キス・・・?』

信じられないといった様子で思わず聞きかえす。


「前、本で読んだんだけどお互いを求め合って『ストーップ!!!』・・・・・・?」

名前が顔を真っ赤にしてサイの言葉を遮った。


『あ、ごめん・・・止めなきゃいけない気がした』


「?、・・・そう」

少し沈黙が流れる。

口を開いたのは名前の方だった。


『・・・お互いに求め合って・・・か、』

名前がさっきサイが言った言葉を口にする。


『ねぇ、サイ』


「なんです?」


『ちょっと、目・・・瞑って』


「ん、何でかな」


『いいから・・・!』


「・・・分かったよ」

そう言って目を瞑るサイ。

体を器用に動かしてサイと正面に向き合った。

ゆっくり顔を近づける名前。


『(う〜・・・緊張する〜)』


「あのさ、名前」

目を瞑ったままサイが言った。


ビクッ『あ、ナ、ナニ?』


「今、キスされそうになってるのかな。立場的に男のボクがキスをした方が本にs」ちゅっ


『えっへへー待てませんでした、☆』


「名前、やっぱり男からの方がいいな。もう1回やろう」


『イ、ヤダ!!恥ずかしいから・・・!』

否定して俯く名前。


「名前」


『何?』


「こっち向いてくれないかな」


『ヤダ、』


「・・・」

少し不機嫌になったサイが名前を無理矢理振り向かせる。
そして名前の口に自分の口を押し付けた。


『―んっ』

少し長めのキスをする。

数秒後、ようやくサイは名前の唇から自分の唇を離した。

名前は何かを言おうと口を開こうとしたがサイがそれより前に口を開いた、


「これでボクたちも恋人同士・・・になれた、かな」

サイは顔を和らげて心からの笑みを浮かべている。


『今度もっと恋人同士になれるようにデートしようか!』

その笑みを見て名前も笑顔になって明るく言った。

サイは名前に目を向けて少し笑って、

「名前にしてはいい考えだね」


『う、ありがとう・・・』

褒められてるか疑問に思ったが折角サイがデートをOKしてくれたのだ、

そんな事考えても無駄だと判断した名前。


『ん、じゃ〜そろそろ帰るね』


「・・・分かった」

サイの顔から笑顔がきえて少し寂しそうな顔になる。


『(そんな顔しないで・・・帰りたくなくなるから・・・)明日から長期、任務だから・・・ごめんね』


サイの表情は暗いまま、すると何かを考え付いたようで突然顔に明るさが戻ってきた。


「いつ任務終わるの」


『えっと、明日からだから・・・一、二週間・・・くらいで戻れると思うよ』


「じゃぁ、帰ってきたらデートしよう」


『・・・うん!』

名前の顔が一気に明るさを取り戻す。


「怪我しないでね、怪我したらどうなるか分かってよね?」


『う、うん(この前もこんな感じに言われたような・・・)』


「任務頑張ってね、ボク待ってるよ」にこっ


『うん、頑張ってきます!じゃぁ、また帰ったら連絡するね!お邪魔しました♪』

そう言って名前はサイの家から去って行った。





end.
UP日.2011年1月23日(日)
続くカモ(´ω`)気が向けば・・・!!



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あきゅろす。
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