[携帯モード] [URL送信]

NARUTO(短編)
あの時から(チョージ)
とある昼休み。
私、名前は教室でとくに何をするわけでもなく、ただぼ〜っとしています。


すると、グラウンドの方から声が、


「おーい、皆遊ぼうってばよ!」


「いーけどよ〜なにするんだよ?」


「サッカー!」


「あぁ、めんどくせぇ・・・」


「いいんじゃん、皆で遊ぶの楽しいし」


お、この声は・・・初めはナルト、次はキバ、めんどくせぇといえば、シカマルか・・・それに・・・チョージ!

私はガタッと音をたてて勢いよくイスから立ち上がった。


『さて、見学と行きますか・・・♪』


ナルトがどこからかボールを手に持って戻ってきた。


「やってやるってばよ!!」


「頑張ろうな!赤丸♪」「ワン!」


「・・・はぁ・・・」


「よし、やろー!」


サッカーが始まった。
ナルトの蹴っていたボールをキバが素早く奪った。


「・・・なっ!」


「ふんっ、お前なんか相手にもなんねーって!な、赤丸」


「なんだとー!!!」


「なんだよ?、文句あんのか!」

あ、なんか口喧嘩が始まった。


「2人とも、ボール貰ってくよ」


チョージが歩いてきて放置されていたボールを取った。


『よしッ、チョージそのままゴールだ・・・!』


「ゴール!・・・って思ったけど、今日はやめとこうか」


「そうだな、・・・ナルトとキバがあの調子じゃあな」


「いこ、シカマル」


「ああ」

そのまま2人はグラウンドをあとにした。


『・・・ふ〜、ちょっと残念だったけど楽しかったなぁ♪』






そして放課後


『んー、チョージどこだー?』

私はチョージと一緒に帰ろうとチョージを探している。


『あ、まだ教室行ってなかった』

私はかけあしで教室に向かった。

ドアを開けて教室に入ろうとしたら、ドンッと誰かにぶつかった。


『いたた、ご、ごめん・・・大丈・・・夫』

顔をあげるとそこにはチョージが立っていた。


「あ、名前。ごめん、大丈夫?」


『う、うん』


「そんなに急いでどうしたの?、ボクに用?」


『うん、一緒に帰りたくて・・・ね』


「ボクも名前と一緒に帰ってみたかったんだ、じゃあ帰ろ」


『うん!』


チョージも一緒に帰ってみたかったって!!!
わー!嬉しすぎる・・・!!!


帰り道、いろんな話をした。



シカマルのこととか、



おかしのこと。



チョージと居ると楽しいし、なんか癒される。



やっぱり私、チョージの事好きなんだな〜



あの時から―










数年前〜

アカデミー入学式のとき話、

私は教室に行く道が分からなくなって泣きながら歩いていた。

そしたらある男の子が駆け寄ってきて声をかけてくれた。


「君、名前なんていうの?」


『苗字名前・・・』


「名前か〜・・・ボクは秋道チョージっていうんだ。チョージって呼んでよ」


『グスッ・・・うん』


「名前、教室まで一緒に行こうよ、ほら」

チョージは私に優しく手を差し出してくれた。

私は、少しためらいながらその手を握った。

そしてチョージは、


「困った事があったらボクに何でも言ってよ!ボクが
名前を守ってあげる」


思い出に浸っていると横から声がしているのに気付いた。

あ、そうだった!!チョージと一緒に帰ってるんだったよ!



「―・・・ぉーぃ、おーい、?名前」


『ごめん、何?』


「さっきからどうしたの?ぼ〜っとしちゃって」


『う、ううん、!!別に〜?!』

あ〜びっくりした・・・なんか、懐かしいな・・・。


『チョージ』


「ん、何?」


『昔、チョージが私に言ってくれたこと覚えてる?』


「・・・・・・うん、覚えてるよ」
チョージは顔を伏せてしまった。

こっちを見ないままチョージが口を開いた、

「・・・困った事があったらボクに何でも言って、ボクが名前を守ってあげる・・・でしょ?」

久しぶりに聞くと妙に照れる。


「ボク、その時から変わってないよ」


『な、何が?・・・』


「名前を守ることも、それに名前の事好きな事も」


『、え』


「あ、!ほら、もう家着いたよ。また明日、学校でね。じゃ!」


『ちょっと、チョージ・・・!』

チョージは走って行ってしまった


もう一度私はさっきチョージが言ったことを思い出してみた






名前を守ること、

それに名前の事好きな事も―






end.
2011年1月17日(月)



9/38ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!