NARUTO(短編)
ひなたぼっこ(ゼツ)
『・・・何あげようかなぁ〜』
私は朝からその事ばかりを考えてる。
(今日はゼツに何かプレゼントして喜んで貰いたいな。
何をあげたら喜んでくれるかな?
よ〜し、こうなったらゼツに直接聞いてみよっと)
『ゼツって今欲しいものとかある?』
「・・・無イナ・・・」
『そっか・・・じゃあ何かしたいことはある?』
「・・・別ニ無イ」
(そんなぁ・・・なんにもできないよ〜・・・)
『じゃあ、ピクニック行こッ!ほら、今日天気いいし!ねッ?』
(何かしたいの!お願い!)
そんな名前の願いが通じたのか、
「うんっ行きたい!いいよね?」
「・・・好キニシロ・・・」
『やった!じゃあ準備してくるね!』
〜数分後〜
『わぁ、きれ〜い』
辺りは紅葉でいっぱいだ。
『きれいだね、ゼツ』
「ソウダナ」
「うん、きれい」
『疲れた〜この辺で休憩しよ!』
名前とゼツは広いスペースの場所に座った。
『気持ちいい〜。ひなたぼっこには最適だね、ここ。』
名前は寝転がりながら言った。
同じようにゼツも寝転んだ。
「今日はありがとう!名前!」
『へ?』
名前はびっくりして起き上がった。
「俺のためなんだよね」
「コノピクニックハ・・・」
『・・・(なぁんだ、分ってたのか・・・)』
「俺今すごく楽しいよ」
ゼツは照れて顔をそむけながら言った。
『う、うん』
名前もつられて顔を赤らめた。
「それと一つ俺嘘ついてたんだ」
『え!(ゼツが嘘?)』
「さっき名前が欲しいものはないか、したいことはないかって聞いたでしょ?」
『うん(あるの?ゼツに欲しいもの!)』
「本当ハ欲シイモノアッタンダ」
『え?それって何ナニ?!(ゼツのために何かできることがあるなら!)』
するとゼツは
「・・・気付ケ馬鹿・・・」
『へ?』
そして、ゼツは名前にキスをした。
「名前に決ってんじゃん」
私は全身の温度が急速に上がっていくのがわかった。
end.UP日2010年11月17日(水)
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