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―CHの二次小説を扱っていマス。
茜色の空B
依頼を終えて、アパートに帰る道のりをミニでとばしていると、
キレイな夕焼けが視界に広がった。
「もう夕方かあ。腹へってきたなあ」
「……」
言葉を発したが返ってこない。ということは…
横をちら見すると、目をつぶってスースーと小さな寝息をたてるパートナーがいた。
そりゃあ無理ないわな。
いつも自由に俺が動き回れるのはコイツのおかげでもある。
少し寄り道がてら、夕焼けがキレイに見える川沿いの公園に車を停めた。
伸びをしながら、上着を脱いで未だ寝息をたてる香にそっとかけてやる。
ふと無防備な相棒に目をやると
くせのある髪の毛が夕日に照らされてきれいな赤茶色に染まって、
普段気付かなかった睫毛長さや、形のいい唇が目に入る
思わず見とれてしまい、ゴクリと生唾を飲む。
理性を取り戻そうと首を横に振り
香を起こさないように、車からそっと抜け出して
夕日を眺めながらタバコをくわえて火を付けた。
いつも気付かないふりをしてたパートナーの
可愛らしさに戸惑いを
隠せず
「なんだかリョウちゃんお疲れ気味みたい…」
と一人おどけてつぶやいたら、
近くにいた小さな女の子にじっと変な目で見つめられた。
☆☆☆☆☆
動揺するリョウちゃんのお話(笑)
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