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へたれ攻め
4


「大丈夫か?」
「暑い…てか熱い」
「アイス食う?」
「食べさせて」

素っ裸でベッドに寝ながら催促してくる。

後処理もしてない尻が目に痛い。また催してきたらどおすんだ。

「だけど暑い中でするエッチも新鮮。気持ちよかったぁ」
「それはよかった」

冷蔵庫から持ってきた一口サイズの丸いアイスを口元に差し出す。
ペロリと一舐めしてから口に運ぶ仕草がまた俺の体温を上げた。

「ッつ…次からはエアコン直して窓閉めきんなきゃな。やっぱ気になるっしょ」
「え〜ゆうは気になんないけど。じゃあ早くエアコン直しなね」

いやいや。お前けっこう声デかいからね。
とは言えないのがまた俺のダメなところ。

餅肌見せつけながらまたアヒル座りなんかして俺のこと誘ってんのか。

でもここで二回目いったら怒られそうだしな。

「三橋はアイス食べないの?」
「いらない。食っていいよ」

勢いつけて脱いだワイシャツ探しながらテキトーに答えた。

これは小さ過ぎるから優のだな。ってことはなんか離れたラック横にあんのが俺のか。

どんだけ張り切って脱いだんだよ自分…


「んっ」
「なに?」
「んん〜」

肩突かれて振り向くと丸いアイス唇に挟んだ優の顔が目の前にあった。

「食べろってこと?」
「んっ」

理解した俺に嬉しそうに大きな瞳がたわむ。

また体温が上昇してきた。
腰が重い。

「じゃあ遠慮なく」
「ぅん」
「いただきます」


優には完璧怒られるな。

だけど俺には確かに二ラウンド目のゴングが聞こえた気がした。


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あきゅろす。
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