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絶対服従のまほう 4 「ううぅ…なんか変なニオイが…」 「だから顔洗って来いって。拭いてあげるから」 当然オレは頭を押さえつけられようが精液なんて飲めなくって、無理矢理に顔をそらした結果自分から顔面を白く汚す羽目になった。 保健室に設置された小さな洗面台で顔を洗うと、林がどっから持ってきたのかタオルで拭いてくれた。 「い゛ぃ〜。そんなゴシゴシやんなくってもいいし」 「愛情籠めたらつい」 「まぁいいけど…」 結局林の納得のいくまでゴシゴシ擦られた。ついでとばかりに身支度も整えてくれたから、調子にのって上履きを履かせてと強請ったけど一蹴された。 ズボンは脱がせるし履かせてくれるけど、上履きはダメな理由がわからない 理由なんてなさそうだけど 「で、問題がこれか」 「今洗っちゃう?」 「いや。洗ってもらおう」 「誰に?」 洗濯機に。 林は精液濡れなシーツを無造作に保健室の洗濯機にブチ込んだ。操作ボタンは全く触れずにベッドに新しいシーツかけてる。 「えぇっ?!いいのそんなテキトーでっ」 「見られても栗原が少し説教されるくらいだし平気でしょ」 「オレが一人でシて一人でイッたみたくなるじゃん!」 「大丈夫。栗原の名誉は俺が守るから」 かっこいいこと言ってるけどシーツが洗浄されることはなくって、林は横にあった水飲んでる。手櫛で自分の髪整えて携帯で時間確認なんていつでも出来んのに。 「あぁ〜オレに変態のレッテルがっ」 「自分から顔射しといて今さら」 「うぅ、佐々だって変に思うかもしんないじゃん」 そうだよ 佐々だって自分が付き添った相手が、精液シーツ洗濯機に突っ込むなんて思いもしないだろう てか佐々じゃなくっても、普通の頭じゃ思いつかない… 「ねぇ林っ」 「…ん?うん」 「どしたの」 「別に?何でもないよ」 林は笑ってるけど何か引っかかる。後頭部に回された手が正真正銘コブを優しく慰撫してくれた。 水片手に物思いに耽る林なんて… そんな林も恰好いい いや、そーゆーことではなく 「ごめん。シーツ汚したのバレちゃってもいいし。だからそんな気にしないでよ」 精液ブチ撒けるくらい思春期なら誰だってあるし! 夢精だって言えば先生もそんな怒んないだろうしっ! たぶん そんなことを身振り手振りで訴えるオレ。ベッドに座りながら、ほけっとした顔でオレを見る林。 林が言いたかったのは精液シーツ云々じゃないらしい。 てかシーツなんて今洗っちゃえばいいじゃん なにが林をアンニュイにしたのか知りたい 伝われオレの熱い思いっ!! [*前へ][次へ#] [戻る]  |