無邪気な君とロリコンな僕 ページ:3 それから、少女はふ〜んと言った後、ブランコの方へ行ってしまったが、僕は安心していた。 今になってみると、なんていたしいことをしてしまったんだと、思わずにはいられないが、その頃の僕は緊張と戸惑いがいっきに押し寄せ、まともに彼女と会話をできる状態ではなかったのである。 あんな小さな少女に恋をするはずがない… でも、心臓がたかなってしかたない。 そんな思いでいっぱいいっぱいだったからだ。 しかし、内心では少しだけその感情に納得していた。 実はというと、高校に入ってからというもの、僕は小さな女の子に興味を持ち始めた。 しかし、絵に描くという点だけで興味を持ったというだけで、実際に恋をするなんて思ってもいなかったのだが… まぁ、恋をしてしまったのなら仕方がないことだ。 [*前へ][次へ#] |