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つねならむ:短編
初代「幸福とは人それぞれだぞ」綱吉「良いこと言っているのに内容がな…」(ハァ








ペリッ


決して狭くはない部屋の一室で小さな音何かをはがす音が響く


スッ…


音として捉える事の出来ない音を鳴らしながら、銀色に光っている物に掬われる

掬ったモノは片手サイズの入れ物に入っている淡い黄色いモノと甘い香りを漂わせる焦げ茶色のソース

そして、それらの上に掛けられている雪のように白いクリーム


それらのモノはほんの少しの振動で左右に細かく揺れた


パクッ…


口の中に頬張ると甘く優しい、それでいてしっかりとした味を残した


だが頬張ったモノは一瞬で口の中で蕩けて消えていった



「っ…!!」


いきなり消えた事に驚きながらも目を輝かせ二口目を頬張る




食べては消え食べては消え…それを繰り返して遂に最後の一口になった


余りの美味しさに感動したその味が最後になってしまった為、それを食べている人は涙目でそれを見ていた

そして決心をしたのか勢い良く口の中に頬り込んだ


ふわっ…


柔らかく蕩けた甘さが口の中から消えるまでかかった時間は約15秒



消えた瞬間
静かに手を合わせてお辞儀をした



それは食べていた人にとって幸せを感じる日のことだった











・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:オマケ・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:


「ぅぅ…」

「…プリンを食べるごとに泣かないで下さいよ…T世」

「何だと!?]世!!
貴様はほんのり甘いクリームの乗ったあの淡い黄色と透き通る様に美しい焦げ茶色をした神のようなプリンを馬鹿にするのか!?」

「…俺はプリンを神と言っているようなT世(貴方)を馬鹿にしますよ」


「じゃぁ]世!!この俺の為にまたプリンを買っte『嫌です』






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あきゅろす。
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