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アホみたいな冷徹

この神様な猫、シキに再開した時を思い出していた飛鳥はシキにまた声をかけられてハッとなる

≪…飛鳥?寝ぼけてんのか?早く用意して土方歳三を起こしに行かなくていいのか≫

『あ、やべ。』

すっかり忘れていたが飛鳥は副長助勤になった日から土方に目覚めの時間を告げることを日課としていた

『起こしてくれてありがとな、シキ。』

にゃぁ、と鳴いて飛鳥の部屋を出て行った
飛鳥が着替えることを読んで気を使い、部屋からでたのだ

一方、その飛鳥はというと障子をすり抜けて出て行った猫の背を見つめながら気を遣わなくてもいいのに、と考えていた

あの猫はふとした瞬間に彼女を女の子扱いするのだ

そんな風にしてもらえる柄じゃねぇのに、と溜息を吐きながら布団を畳み服を着替えると土方を起こすため部屋を出て行った

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