スマブランド2
生徒会2
爽やかな風が吹き抜ける中、アイクは屋上に寝転がっていた。
『生徒会のアイク君、生徒会のアイク君、至急生徒会室まで来るように。』
放送が鳴り響いた。それは勿論、屋上にも届いていた。
アイク「…」
「――見つけた」
声がした方に顔を向けると、そこには見慣れた人が居た。
アイク「……マルスか。何の用d」
マルス「何の用だじゃないでしょ!また勝手にサボって!いい加減に学習しなよ!」
アイク「…すまん」
マルス「わかったならさっさと帰る!」
*
そんなこんなで漸く帰ってきた生徒会のメンバー達。マルスが生徒会室の扉を開いた。
マスター「やっ、遅かったね」
バタン。
マルス「…」
ロイ「…」
リンク「…」
メタナイト「…」
ゼルダ「…」
アイク「…」
ガチャ。
マスター「んもーっ、何で閉めるのさ!酷いじゃないk」
バタン。
マルス「……」
ロイ「マ…マルス?」
マルス「…ん?あ、ああ…ごめんごめん。」
ガチャ。
マスター「酷いn」
バタン。
ガチャ。
バタン。
ガチャ。
バタン。
ガチャ。
バタン。
何回開け閉めしても必ず校長が居るわけで。
マルス「…………で、一体何の用なんですか?」
ロイ「(うわ、マルスがすごい不機嫌!)」
マスター「酷いなあ、仮にも校長だよ?」
マルス「で、一体何の用で?」
マスター「この写真を見て欲しい。」
そう言ってマスターはどこからか綺麗な額縁に入れられた写真を取り出した。
リンク「あ、それは」
ゼルダ「前に撮った集合写真ですわね」
マスター「そう、それでこの写真があまりにも良い出来だから、生徒会の皆に名前を考えてもらいたくてね」
マルス「 はい
→いいえ」 ピッ
マスター「そんな、酷い…」
マルス「 はい
→いいえ」 ピッ
マスター「そんな、酷い…」
マルス「 はい
→いいえ」 ピッ
マスター「そんな、酷い…」
マルス「(…ハッ! こ れ は ! )」
ロイ「無限ループですね」
リンク「チクショウ、まんまとハメられた訳だ」
マルス「うう…
→はい
いいえ」 ピッ
マスター「ありがとう!君ならそう言ってくれると信じてたよ!」
アイク「思いっきり言わせてたがな」
マルス「…うぅ、だからこの人嫌いなんだよ…」
*
それでも流石は生徒会長。次々と皆をまとめていく。
マルス「それでは、候補をいくつか出してみて下さい」
ゼルダ「そうね…ここは無難に『仲間』とか?」
マルス「まあ、妥当ですね。どうですか?校長」
マスター「普通すぎ。却下」
ロイ「(即答かよ!)」
ゼルダ「(こンの虫けらがあああー!)」
メタナイト「(お、落ち着け!)」
次々と案を出すが、ことごとく却下されていった。
リンク「『皆HAPPY!』とか?」
マスター「あ?なめとんのかお前」
リンク「なんかすごい傷ついた…」
アイク「そうだな…こんなのどうだ?」
マルス「お、アイク君。言ってみて」
アイク「『 』」
*
マルス「えー、それでは満場一致でアイク君の案に決まりました。」
マスター「良い名前だ…」
ロイ「ほんと、良い言葉でもあるね」
学園の一番目立つ場所に飾られたその写真は、見るものを惹きつけ、永遠に語り継がれる事となった。
こうして、『共に戦い、共に生きる。』と名付けられた写真は学園にいる人々に親しまれる存在となった。
END
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結局、最後の言葉が書きたかっただけ(^q^)
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