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短文
誰よりも先に (ONEPIECE サンジ誕 ゾロサン)
いつものように朝食の準備をする。
包丁の軽快なリズムも、
食材が煮込まれていく音も、
朝の静けさに響いて心地よい。




静かにキッチンのドアが開いた。




振り向かなくても誰が入ってきたのか分かる。

「テメェがこんな早く起きてくるなんて珍しいな。」
「…」

何も答えないのを不思議に思っていると、突然、後ろから抱き締められた。

「な…」
「誕生日おめでとう、サンジ。」

振り返ると優しく笑うゾロがいた。
つられて笑ったら、軽くキスされた。

「夜は覚悟しとけよ。…じゃ、俺は寝るから、メシになったら起こしてくれ。」
「…あぁ」

ムードも雰囲気もあったもんじゃない。
まぁ、アイツらしいと言えば、アイツらしい。
むしろ、上出来かな?














「先越されちゃったな…」

キッチンを出るとナミが立っていた。

「アイツの1番は譲れねぇな…」
「っ…惚気てんじゃないわよ。」

欠伸をしながら男部屋に向かうゾロを見送りながら、
サンジ君、愛されてるわね…
とナミは思った。




「アホマリモめ…。中まで聞こえてんだよ…」


キッチンに入ったナミが、頬を染めたサンジを見て、からかったのは言うまでもない。













いつもと同じように朝が始まる。
そして
いつもと違う朝も始まる。




『誕生日おめでとう サンジ』




終焉




―アトガキ―
誕生日おめでとうございます。
甘々のサンジ誕。

申し訳ないの一言に尽きますね。
短すぎですね。
もう小説と呼べないですな。文だ、文。文節だな…むしろ単語?




ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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あきゅろす。
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